ニューヨークの想い出

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4983、パウエル元米国務長官死去

2021年10月20日 | Weblog
1991年の湾岸戦争を指揮し、2001年に黒人で初めて米国務長官に就いたコリン・パウエル氏が18日、新型コロナウイルス感染による合併症で死去しました。(84歳)
1937年4月5日にニューヨーク市のハーレムでジャマイカ系移民の子として誕生し、サウス・ブロンクス地区で育つ。
大学卒業後の58年に米陸軍に入隊してベトナム戦争に2度出征し、負傷。
レーガン政権で国家安全保障問題担当の大統領補佐官を務め、ブッシュ(父)政権で黒人初の統合参謀本部議長に就任。
イラクのクウェート侵攻を契機とした湾岸戦争で優れた指導力を発揮して国民的英雄となり、たびたび大統領選候補にも取り沙汰されました。
ブッシュ(子)政権では黒人初の国務長官に就任。
2001年9月の米中枢同時テロを受けたアフガニスタン、イラクでの対テロ戦争では国際社会の支持獲得に奔走。
しかし、ブッシュ(子)政権下で国務長官時代、国連でイラク戦争を支持する誤った情報を発信し、名声に傷付くことになりました。
後日、パウエル氏はそれを自分の経歴の「汚点」だと語っています。
「259、2つのWhy(なぜ)?」を参照
2008年の大統領選でオバマ氏を支持し、オバマ候補の大きな追い風になったとみられています。