ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

4970、真鍋氏ノーベル物理学賞に

2021年10月07日 | Weblog
今年のノーベル物理学賞にアメリカ・プリンストン大学上席研究員の真鍋淑郎氏(90)が選ばれました。
受賞理由について「地球の気候を物理的にモデル化し、変動を定量化して地球温暖化を確実に予測したこと」としています。
真鍋さんは地球温暖化研究の先駆的存在で1950年代末からアメリカにわたり、コンピュータを用いて気候の変動を分析する研究分野を開拓しました。
その後、二酸化炭素濃度の上昇が大気や海洋に及ぼす影響を世界に先駆けて研究し、現代の地球温暖化予測の枠組みを築きました。
日本のノーベル物理学賞の受賞者は、2015年の梶田隆章氏以来、12人目。
2020年は日本の受賞はありませんでしたが、2019年のノーベル化学賞受賞の吉野彰氏以来、2年ぶりの受賞。
ノーベル物理学賞に選ばれ、真鍋氏は「受賞は夢にも思わなかった」と喜びを語りました。

今年のノーベル物理学賞受賞者として眞鍋淑郎氏(アメリカ)、クラウス・ハッセルマン氏(ドイツ)、ジョルジョ・パリ―ジ氏(イタリア)ら3人を選定。
真鍋氏はアメリカ国籍を所得しているので、JAPANではなくUSA
2017年のノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ氏5歳の時に両親とともにイギリスに移住したのでイギリス人。
真鍋氏や2008年にノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎氏は大人になってからアメリカ国籍を取得したので、日本人受賞者としても良いでしょう。
ニュージャージー州の自宅で応対した真鍋さんは、気候変動に対して、我々が何をすべきかとの質問に「自分が研究してきたことよりも、もっともっと難しい問題だ。ありとあらゆることにつながっている」と答え、「二酸化炭素を削減すると言っても、一国だけがやっても意味がない」と各国で連携する必要性を訴えました。
このブログでも毎年のように日本人受賞者の話題を書いていますが、来年も書きたい。(去年は書けなかった)

プリンストン大学はニュージャージー州のプリンストンにあり、マンハッタンからi-95を南下し、車で1時間くらい。(マンハッタンとフィラデルフィアの中間辺り)
「4505、大学でも」などを参照