ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1645、歌って踊るタイソンへ

2012年09月16日 | Weblog
元世界ヘビー級王者のマイク・タイソン氏がミュージカル俳優に転身?
香港を訪問しているタイソンは記者会見で「次にチャレンジしたいことは何か」との質問に、「俺は歌って踊りたいんだ、そうミュージカルで歌って踊りたい」と答えています。

1985年3月6日に18歳でプロデビューしてから連戦先勝で、1986年11月22日、史上最年少(20歳5か月)で世界ヘビー級王者になります。
ヘビー級ボクサーとしては小柄(180cm)ながらパンチの破壊力は驚異的で、右フック一発で相手を吹っ飛ばしてしまいました。
1990年2月11日に日本の東京ドームでジェームス・ダグラスに10ラウンドKO負けしてタイトルを失います。
これがプロ初黒星で、以降はボクサーとしては精彩を欠き、レイプ容疑で逮捕されるなどして数々の問題を起こしています。
1997年にはリング上で対戦相手の耳をかみ切る事件を起こしています。
これはかつての動きができず、パンチも当らない自分にイライラした衝動的な行動だと思います。
自らを「この惑星で最悪の男」と称していますが、記者会見では「もうワルでいたくはないんだ。俺はいつだっていい奴になりたいワルだった。どうすればいい奴になれるかわからなかったんだ」とも語っています。

私がアメリカに行った頃はモハメッドアリは全盛期を過ぎていました。
タイソンは私がアメリカにいたときの最強のボクサーで、以降ヘビー級のスーパースターは現れていません。
タイソンは栄光も悪評もほしいままにしています。
最強と言われる評価以上に悪のイメージも強く、ミュージカル俳優として変身なるか?
2011年には国際ボクシング殿堂への殿堂入りを果たしています。


記者会見でダンス(?)を披露