ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1404、百年目

2012年01月19日 | Weblog
昨日は「新百年史」について書きましたが、今日は「100年目の悲劇再び」について書きます。
豪華客船タイタニック号が沈没したのは1912年4月14日です。
それから100年後の今年、2012年1月13日に イタリア中部のジリオ島で豪華客船「コスタ・コンコルディア」が座礁する事故が起きました。
船の運行会社は、「人為的なミスであることは否定できない」として船長らの過失の可能性を認めました。
船からガソリンなどが流出する恐れもあります。
映像を見ると船は真横に傾き、事故の大きさを物語っています。
事故が起きたのが陸に近かったので沈没することはありませんでしたが、これが沖で起きていたら沈没していたかもしれません。
18日現11人の死亡がが確認され、24人の行方が分かっていません。
4200人以上が乗船していたので沈没すれば犠牲者はもっと大きくなっていたかもしれません。
乗客の中にはタイタニック号の事故で亡くなった人の親戚も乗っていたそうです。
30歳の女性と弟で、コンコルディアから脱出後、祖母からタイタニック号の悲劇の話を何度も聞いたことを思い出し、「歴史が繰り返すみたいで、とても怖かった」と語っています。 
観光立国イタリアでは観光客を喜ばせるために、島のすぐ近くを航行することが半ば常態化しているそうです。

今回の事故で船長が乗客より先に船を離れたことが問題になっています。
公開された通話記録によると港湾監督局の担当者が船長に繰り返し船に戻るように指示していますが、戻りませんでした。
「305、ハドソン川の奇跡」は飛行機でしたが、機長は最後まで機体に残りました。
ニューヨークのハドソン川沿いのPierには豪華客船が多く寄港します。
566、チェルシー・ピア
560、Pier(埠頭)群」などを参照