ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

254、アポロ・シアター

2008年11月30日 | Weblog
昨夜BSテレビを見ていたら今年(2008年)9月29日に、ニューヨークのアポロ・シアターで行われた和田アキ子のデビュー40周年コンサートの模様を放送していました。
ニューヨークの空港に降り立つシーンから、アポロ・シアターのステージ袖で緊張に震える姿まで、夢のアポロ・シアター公演の裏側に完全密着したもので、普段のバラエティ番組では見ることのできないセンシティブなシンガー和田アキ子を映し出していました。
そのイメージからは想像できませんが、人一倍緊張するタイプだそうです。
デビュー前からレイ・チャールスに憧れ、何時かアポロ・シアターで歌いたいとずーと思っていたそうです。
彼の写真をいつも持っていて”レイちゃん”と呼んでいました。
30周年の時には競演し、40周年でも一緒に歌う約束をしていたようですが、2004年にレイが亡くなりその夢は叶いませんでしたが、同じ舞台で歌えることに感動していました。
和田アキ子は日本人でR&Bを歌える数少ない歌手の1人です。

アポロ・シアター(Apollo Theater、アポロ劇場)はニューヨークのハーレム、125丁目にあるブラック・ミュージックの殿堂です。
デューク・エリントンやビリー・ホリディ、レイ・チャールスなど多くのミュージシャンが出演しています。
毎週水曜にはアマチュアナイトが行われ、ダイアナ・ロス、ジャクソン5、スティーヴィー・ワンダー、アレサ・フランクリン、ベン・E・キング、サラ・ヴォーンなど、ここから育ったスターは数知れません。

私はハーレムにはよく行きアポロ・シアターの前を通りましたが、ライブを聞く機会はありませんでした。
今になってみると残念。