ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

160、ブルックリン・ハイツ

2008年07月18日 | Weblog
マンハッタンからブルックリン・ブリッジを渡った右側に高級住宅地、ブルックリン・ハイツがあります。
ブルックリンというと治安の悪い地域という印象がありますが、ここは閑静な街並み、おしゃれな店が並んでいます。
19世紀建築様式の優雅なアパートが多い中心地のほとんどが、ランドマーク(歴史保存地区)に指定されています。
ウォール街が目の前に見え、通勤にも便利なのでそこで働くエグゼクティブなどが好んで住む地域です。
そのブルックリン・ハイツのイーストリバーに面する高台には、500メートルの長さの遊歩道、ブルックリン・ハイツ・プロムナードがあります。
そこからはマンハッタンが一望でき、その南にはニューヨーク港が広がり自由の女神が見えます。
朝日に輝くマンハッタン、夜景も美しいのですが、ニューヨーク港の向こうに広がるアメリカ大陸の地平線に沈む夕日は息を呑む美しさです。
ここから撮ったマンハッタンは多くの映画のシーンに使われています。
ブルックリン・ハイツからマンハッタンを見た景色が有名ですが、マンハッタンからイーストリバーを挟んでブルックリン・ブリッジを上に見上げながら見るブルックリン・ハイツも素晴らしい眺めです。

写真はブルックリン・ハイツの閑静な街並み。


159、ベニハナ

2008年07月18日 | Weblog
去る7月10日、鉄板焼きチェーン店「ベニハナ」の創業者、ロッキー青木氏が死去しました。
私がニューヨークにいた頃すでに400軒以上のジャパニーズ・レストランがニューヨークにあり、寿司を中心とした日本食がブームになっていました。
この日本食レストランの繁盛は70年代後半からで、それ以前は日本食はポピュラーではありませんでした。
ジャパニーズ・レストランも少ない、1964年、ニューヨークにベニハナ1号店をオープン、客の前でシェフが行う鉄板焼きパフォーマンスが人気を呼び、北米を中心に店舗を拡大していき、現在世界中に100店舗以上展開しています。
私も何度か食べに行きましたが、その包丁さばきに感心したものです。
移動式アイスクリーム屋からスタートし、一大日本食チェーン店を展開しました。
レストランのほか、ホテル、カジノなどを経営する実業家でした。
また冒険家としても有名で、高速ボートレースでは世界大会2位、気球で太平洋横断に成功しています。
アメリカンドリームを体現した人物としてマスコミなどで度々紹介され、著書も多くあります。