ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

157、親友の死

2008年07月15日 | Weblog
7月の今頃になると思い出すことがあります。
1993年の3月に帰国しました。
その年5月に親友のフランクさん(日本名:福田)に電話したときは元気でした。
2ヵ月後の7月に電話したら奥さんが「フランクはつい最近亡くなりました。」と言ったので、「え!、なぜ?」と驚きました。

「 9、テロに遭遇」で書きましたが、1993年2月26日ワールド・トレードセンターの地下駐車場2階で爆発物を満載したバンが爆発し6人が殺害され、1000人以上が負傷しました。
この時はタワーは倒壊しませんでしたが地下駐車場は使用できなくなりました。
フランクさんは車で通勤し地下駐車場に止めていました。
私も地下駐車場を利用していたので、会社は違いましたが親しくなりました。
爆破によってトレードセンターの駐車場が使えなくなり、道路を隔てたワールド・ファイナンシャルセンターの駐車場に止めていたそうです。
仕事を終わったフランクさんが駐車場まで道路を渡ろうとして車に跳ねられたそうです。
テロの直接の犠牲者ではありませんが、間接的な被害者と言えるかもしれません。

彼は私よりアメリカ滞在が長く、いろいろ教えてもらいました。
休みの日には一緒にテニスをしたり、アトランティック・シティのカジノに通ったりしました。
私はもっぱらブラックジャックでしたが、フランクさんはルーレットが好きで、ルーレットの必勝法がある、と言っていました。(?)