ウヰスキーのある風景

読む前に呑む

愉悦

2010-02-15 | 雑記
またこういうことを書くと、「内輪ネタは自重しろ」といわれそうだが、気になるので一つ。

「何か面白いゲームはないか?」などと聞かれる。もしくは「どんなのが面白そうか」と。

ここには我々が疑ってもみない前提がある。大抵の物事に当てはまるが、こうだ。

それは「ゲームはプレイして楽しまなければならない、もしくは楽しませるものでなくてはならない」
ということだ。

「この」映画を見て楽しかった、と人は考える。一々考えなくても会話で「アレ面白かったよね」という。
では、「映画を見ること自体を楽しい」と考えて見に行くのか?

『映画を見に行くことが好きでよく行く』という人は文字通り趣味が「映画鑑賞」なのだ。

その日見た映画が史上最悪の駄作だったとしても、映画を見ることが好きならまた別の映画を見るだろう。

映画が好きなA氏は、今回の駄作を少々残念な気持ちで、または金返せと叫んだりするかもしれないが
硬くて小さなあのソファーに腰掛けて見る。たぶん、おそらく。途中で立つかもしれない。

彼は「映画」が好きなのだ。内容がいいだとか演技がいいだとかCGだとかは関係がなかった。
少々気にするが、選ぶ基準ではなく、その時に気まぐれで言葉を拾って思いつくだけだった。

その映画は人を楽しませるのに値するものではなかったろうが、ともあれ、A氏は「映画」を堪能した。
『次はどんな映画を見ようか』彼はそう考えながら映画館を後にする。


そこで問う。あなたは「ゲームをすることを楽しむ人」か?それとも「ゲームに楽しませてもらう人」か?

前者が名作に出会えたならば、大袈裟に言って一生物の思い出だろう。
だが、後者がそれに出会えることは稀だと思える。否、そもそもそんな態度ではないのだから。では、また。




と、いきなり書き加え。シケた話ししても仕方がないので、今腹抱えてみてた動画をどうぞ。
年代によっては知らないかもしれない。が、まあ元ネタは冒頭にかかれてあるとおり。
言うまでもないが、自分で作った動画ではない。こんなに再生されませんようちの動画は。