ウヰスキーのある風景

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増築

2010-02-13 | 雑記
さて先日。暇なときにメールを確認すると、英語のメールを見つける。

見覚えのあるタイトルだった。「Fraps」と表示されている。

このFraps、度々紹介している、自作動画の撮影に使っているソフトで、二年近い付き合いになる。

有料登録を一度済ませば、無料版にあった制限が全部なくなり、登録メールアドレスに新着情報が来る。
まあこのあたりは大抵のものは最近そうなっているので余談ではある。

さて、メールが来た=新着情報というわけだが、アップデートがあった。

余りにも細かいアップデートの時は情報が来ない場合がある。目立たないバグなどを解消した時など。

メールを送ってくるときは、メジャー・アップデートというわけで、新機能の追加があったりする。
以前は、Windows7とDirectX11への対応や、Stereoscopic3Dへの対応など、新時代?への対応だった。

今回はそれと比べれば遥かに小粒に見えるかもしれないが、今まで気がかりだったところに手が入った。


ゲームに限らず、TVや映画などの動画というものは、静止画の連続で絵が動くと。
動いているところを撮影しているんだから、静止画じゃなかろう?と思うが少し考えてみよう。
クレイアニメというものをご存知だろうか。粘土で表現された人形が動く手のアニメーションで
NHKで放送していた「ニャッキ!」なんかの作品手法。見ればああ、ああいうやつかとわかるだろう。

あれは、粘土のキャラをほんの少しずつ動かしては撮影して、またほんの少し動かしては・・
と繰り返して動画に仕立て上げる。Wikipediaなどでもっと詳しく読めるので、興味があればどうぞ。

で、一こま一こま撮影するわけだが、一こまが細かければ細かいほど動きが滑らかになると。
クレイアニメは別にそういうの目指したものではないのだが、そうなると膨大な量になる。
一枚一枚写真を撮ると思えばいい。何百何千枚となるわけだ。

一秒間にその写真を何枚表示できるか、しているか、というのがフレームレートと呼ばれるもので、
60fps、などと表示されるが、そんな表示は普段の生活では見ることがないので具体的に言うと、
映画が30fps。現実に目に映るほどの滑らかさで動いているであろうと思われるのが60fps。

ちなみに、今やっているDead Spaceは30fpsで動いている。ゲーム自体がそういうデザインだった。

その前のバットマンは最大60になるが、こういう3DのゲームはPCの環境(要するに能力)で
フレームレートが変化する。動画にする場合、PCゲームをPC内で撮影するわけで、負荷がかかる。

そして、フレームレートが多いと今度は容量が膨大になる。30と60では倍になるわけだ。

ここでようやくFrapsの話しに戻るのだが、そのフレームレートを制限して撮影する
システムが元から備わっていた。長い動画はフレームを抑えれば容量を抑えて画質向上も狙えると。

しかし、最大60fpsで動かせて、Frapsで撮影をしててもそれを維持しているような状況でも
容量圧縮のために30fpsに設定して撮影すると、滑らかさが損なわれる。

で、今回入った新機能は、これまたPCの環境によるのだが、撮影時のフレームレートの固定を
するかしないかをあらかじめ決めることが出来る。ただし、固定しなかったからといって
必ずしも元のフレームレートを維持するわけではなく、飽くまでPCの環境による。
能力が高ければ、プレイ時は60fps、撮れた動画は30fps、という状況が可能になる。


長々と書いたが、具体的にどうなるか試した結果を少々。
東方非想天則の二分ほどのリプレイを撮影して試してみた。

以前だと、30fps固定で動画を撮影すると、ゲームのスピードがさがり、スローモーションになる。
もちろん、出来上がった動画も同じようにまともな撮影になっていなかった。

解像度は元の状態で撮影、ほぼ同じシーンを収録した結果を以下に。

では、まずは60fpsで撮影した容量が、およそ4GBと400MB程度になった。
これは以前と変わらない。変わったら困る。

さて、30fpsにした場合。容量はおよそ2GBになった。
ほぼ半減したわけだ。
もちろん、ゲームの動きは元の60fpsを維持したままでだ。

動画の動きを見比べたところ、確かに見比べれば飛ばされたフレームの存在が窺えるが
30fpsだけのを見た場合は元々こういうもんだろうと思われるレベルだといえる。

撮影したものを変換する際にフレームレートを落とすことも出来るのだが、その場合
うまくいかないことが多く、動きだけ落ちて容量そのままという悲しい結果が多かった。

動画の撮影で重要な仕様変更だったと思うが、たぶんわかってる人にも伝わらない文だったろう。
そして、この先の動画に生かせるかどうかはまったくもって不明だが。

この執筆中に動画をアップしておいた。そのために長々と書いていた、というのは気にしないでほしい。
では、昨日に引き続き、十回目をどうぞ。

十日目


前回にコメントが早速着ていたが、初見で終りまでやるとは一言もいってこなかったのに
先を見てきたことに対するつまらないイチャモンでした。
まあおそらく、ゲームオーバーしたところを収録しまくったら文句言うくせにね。
一度予習してきたのと、その場で何回も死んだりしながら学習するのも、別に違いはないのに。

夜中、異様な気持ちの沈みに襲われ、そのコメントを見たときは少々苛立ちを覚え、
他の人が楽しそうにしているのを見てさらに絶望に捕らわれ、何故だか動画やめようかなどと思案する。

結局、続けても続けなくてもばかばかしいので、このままばかばかしく続けるつもりにはなった。

では、本日も夜勤なので、この辺りで。続きの撮影は来週中盤に予定。それまでにはもう一本出せる予定。

ばかばかしく次回予告をつける予定なので、次のチャプターを撮影しておかないと出来ないという
妙な縛りが発生している。次回予告については、アイオンの友人も特に突っ込んでこないので
実にコメントに困るものだと思っている。これはある意味計画通りだといえる。では、また。