goo blog サービス終了のお知らせ 

My violin & My life/ Life is a Bumpy road

スタートラインはいつもそこにある!
Life is Impermanent.

木野雅之さんリサイタル&ロレンツォ・ストリオーニの音色その1

2006年11月30日 | 観たこと聴いたこと
題して”風の男リサイタル2006”
      木野雅之ヴァイオリンリサイタル
日フィルのコンサートマスター、木野雅之さんの演奏を聴いてきました。

楽器は1776年製のロレンツォ・ストリオーニ。クレモナの楽器。木野さんのお師匠さんであるルレッジェーロ・リッチ氏から譲りうけたものだそうですね。
表板がもみの木で、裏板と横板が楓だそうです。

私は3時に娘の担任の先生と保護者面談があるので高校へ出かけ、戻って夕食の私宅をしてからいざ夜のコンサートへ。今日はどーんと雪が降りました。

演奏を聴いて帰宅し、コンサートを紹介してくれたおともだちにお礼の携帯メールをしてから、気分がすぐれず熱をはかると、微熱でした。明日は実家のお掃除に行き、その足で母の代わりに出席する所があるので、大事をとりまして今日は寝ます。感想あす書きたいです。

ロレンツォ・ストリオーニ、素晴らしい音色でした。


朗読劇/心と心を繋ぐものは・・・

2006年11月19日 | 観たこと聴いたこと
今日の夜は、お誘いしたおばさんたちとご一緒に朗読劇を鑑賞しました。終了後は
3人の方を車で送り届けて8時半頃に帰宅。kaoは塾に行ってて、いなかった。
あー今日はお茶会のお手伝いもあり、朝から夜まで、疲れました。

今回朗読劇を見るまで知らなかったのですが、お笑いの島田洋七さんという人は本を書いているんですね。何冊も。
多分ご自分の生い立ちをの1ページとして綴ったものと思われる「がばいばあちゃん」、映画化もされているようですね。島田さんのブログによると「がばい」は「すごい」の意味だそうです。
これを朗読劇に仕立てたものです。会場はお寺の本堂でした。

朗読に3人(男1女2)、照明1人(男)、音響1人(男)の5人のグループ(ご夫婦1組あり。)で、これまで数箇所で演じている、アマチュアの方々です。
雰囲気は、丁度、NHKラジオの、「私の本棚」とか、「ラジオ深夜便」(これは、高校受験の頃、娘が好んで聞いていたなぁ・・・。)
のような、それぞれ個々自分の世界で想像力を膨らませるかんじのものです。

なかなかよかったです。
とても上手でしたし。もアナウンサーーの方もいらっしゃるらしい。

原爆症の父を失った小学生の主人公明広が佐賀のおばあちゃんのうちに身を寄せます。母は広島で、生活のため働き、夏休みしか会えない。そんな中、寂しさと貧しさに耐えながら生きる明広。と、あらすじだけでは”かわいそうな”ストーリーなのですが、そのタッチが明るい。このおばあちゃんが楽しい。言うこと全てがユーモアと機知に富む。おばあちゃんには何より知恵がある。涙と笑いの物語でした。

この朗読劇では、ナレーションや登場人物をかわるがわる演じ、それが違和感なく受け入れられます。そのことで場面の変化が生まれ、心情の変化がはっきり解ります。
男性が主におばあちゃんの役を演じましたが、暖かくて、ユーモラスで、茶目っ気があって、しかも知的でとても良い雰囲気でした。
会場は暗く、声のするところにスポットライト。うるさくない効果音。
出演者がすがすがしい。過剰な演出はなく、しっとりとお話が進みます。

文字でも映像でもない、音声による表現は、聞く事によって自分の心までも映し出ます。これが、「語り」の究極だと思います。
映画ではきっと私が感じたことよりもっとまた他の側面がクローズアップされていることでしょう。
それはそれでよいのですが。

高校入学を期に主人公明広は母のいる広島へ戻ることになります。
おばあちゃんとの別れのシーン。孫の幸せを願い、直接寂しいとは言わない、言えないおばあちゃんの気持ちが切ない。それをかなりスローなテンポで気づく明広がいじらしいです。人の気持ちがわかるというのは、そういったテンポなのではないでしょうか。
いろんなかかわりのなかから、パズルのように…最後のピースでわかることがある・・・。



私はこの本を読んでいないし、映画も見てはいませんが、今回の朗読版で十分伝わるものがありました。解りやすい題材でもあるとは思いますが、演じる方の人柄までもが現れてくるものでした。

このような感動の後に、はたと考えることは・・・。
生きていく上での知恵…が必要とは思いつつ、それがない私自身を顧みてしまいます。強くて明るくて、包容力のある生き方…ができたらいいな。でも、それにはまだまだ苦労が足りないです。まず、身近な人になかなか心が伝えられない・・・。知恵がないのね。まだピースが足りない。

ピアノの発表会へ

2006年11月05日 | 観たこと聴いたこと
kaoの親友Mちゃんのピアノの発表会。
Mちゃんいわく「最後だから」と、豪華ドレスで出演!

マリーアントワネットかエカテリーナかという・・・(ドレスで思いつく名前を挙げただけでございます・(笑))花嫁衣裳よりも凄いかも。すそ広がりがとてつもないボリューム。かねがね、ピアノの発表会は衣装が豪華と聞いていましたが。そう、発表会もいろいろなパターンがあると思うので、一概には言えないですけどね。kaoが習っていたピアノ教室の発表会でも、衣装は様々でしたし。うーんMちゃんほどの人はいなかったわ~。
近くで見るとサーモンピンクに小さな花模様が。そしてチュールレースが幾重にも。裾は大きく広がり完全に床についている。お似合いでした!
演奏後Mちゃんが客席に戻ってから、彼女のイメージのピンク系のブーケを渡しました。kaoはステージに持っていくのはいやなのですって。・・・そうね。ちょっと恥ずかしいかも・・・。

それはさておき、
プログラムを見ますと、Mちゃんの弾いた曲は、ショパンの
(左手のための)練習曲(エチュード)Op10-12”革命”
とてもセンスの良い演奏でした。フレーズ感が心地よくて、しまりがあって、良かった!kaoも感激していました。

ところで、ショパンやリスト、「練習曲」と題しているものが多いのでしょうか。?先日のコンサートにもありました。
今迄バイオリンの発表会ではあまりそういう題名を見かけなかったんですが・・・・。

それから、ショパンの「遺作」も、多いですね。いろんなのがあって。kaoも以前その「遺作」の一つを弾きましたが、今日も遺作だらけでした。(笑

娘はピアノのことがどうも今ひとつわからぬままに・・・・小5で始めたピアノは中3でやめました。元々ソルフェのために通っていて、ついでに発表会に出させてくださったみたい。基礎は殆ど積んでいません。

他の方のも何人か聴きました。私はまだ聴いていたかったのですが、娘はMちゃん以外興味がなさそうではやめのおいとま。
それにしても、ピアノ・・・。休符の扱いで、雰囲気が全く変わりますね。
まあ、全ての楽器でいえることかしれませんが、今日は特にピアノでそれを感じました。

Mちゃんは来年は出ないようです。高3の秋はきついですよね。
でも、うちの娘は出るとか言っている・・・。いいのか?(恐) この夏最後と思ったので、7月にあった発表会ではパニエつきのロングドレスを張り込みましたのですが?

銀盤の舞姫JAPAN☆メンデルスゾーン/モンティー/チャイコフスキー

2006年10月29日 | 観たこと聴いたこと
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ開幕戦(女子)のTVを見てみました。解説者は、荒川静香さん。(ますます貫禄ですね。)
ネットで既に結果を知っていましたが、TVでは、まだ結果待ちのような雰囲気で構成されていたような。・・・???
まあそんなことはさておき。(^。^)

浅田真央さんが、モンティーのチャールダッシュで演技していたのが印象に残っています。大人へのステップ、なのかな?・・・・・・う~ん・・・・・・この曲。がんばったなぁ。これを選んだのは、曲のメリハリが確かにあるから、構成しやすいのでしょうか?今回、真央さんの試練の曲になったような気がしました。・・・なんとも健気でしたが。

メンデルスゾーンのコンチェルトで、安藤美姫さん。これは演技しやすそうでした。どんどん曲に入っていけそうな気配。随分気合が入っていましたよ。オリンピックの時の表情「その映像がチラッと流れてなましたが)とは別人!あの時は心細げな、不安な感じでしたから。・・・。伝わるものがありました。

そして最終選に残った日本人の入賞者の3にんめが、初登場の浅田舞さん。チャイコフスキー、白鳥の湖・・・でしたっけ。優雅そのものでした。・・・・・・とにかく「美しい」のです。ずっと見ていたい。もう、「真央ちゃんの姉」というだけではない。なぜか転倒も気にならない。

マイズナーの演技もキュートで魅力的でした。久しぶりにヒューズも見られました。確かソルトレイクのときは金?・・・当時16歳。(この2人の曲名、忘れましたが。)

個々のスケート技術での感想はきりがなくなるので控えます・・・。そんなにわからないし。(~_~;)滑走する時、ジャンプするときの、乾いた音が好きですが。


今回は別のことを考えながら・・・。
こういうときの演奏者は誰なのでしょうか。これはCDですよね。MD?特別な録音?興味あります。

ところで、チャールダッシュは、古沢巌さんの”バイオリンの夜”でしたか、私はそのCDで聴いたのが最初でした。さらっと弾く、やや強引な感じで弾く、表情のつきやすい曲と思います。
で、つい古沢さんのイメージと真央さん。というコラボで見てしまって。(笑)ちょっとミスマッチでしたケド。
(彼の弾き方ではないようですけどね。)
こういう場面で聴く曲。1つの曲に対して、演奏者とはまた別のかかわり方がありますね。クラシックばかりではなくポップなもの、民族的音楽も採用されますが。
それぞれの出場者の方々は演技した自分の曲が、特別思いのこもった1曲となることでしょう。

それにしても、みんな綺麗~~!!
しかしながら競技の世界。

結果はこちらで。
シリーズ第1回アメリカ大会


追記ヒューズの雰囲気が変わったなぁと思って見てましたら、その妹さんでした。私の記憶にはサラ・ヒューズ。今回の人はエミリー・ヒューズ。現在17歳なのね。20歳超えているように見えました。(ゴメンネ、エミリー)サラはどうしているのかな。

ドラマ快調

2006年10月18日 | 観たこと聴いたこと
話題の月9ドラマ。
もう第二話も近いので、今更デスガ「のだめカンタービレ」

わたし、ブログ”ぴあにっしも”で楽しい感想と、コメントされた方々の話題で満足し、さらに、
「辛口ミックス」(だそうです。ご本人曰く)の感想は”幸いの龍の歌を”の記事にて堪能。
盛り上がりたいときは”明月廬”のNAOTO記事でヒートアップ。

このドラマ、いろんな意味で面白いですね。なかなかよいです。

ところで私が気に入っているのは、
モーツァルトの2台のピアノの手目のソナタを、先生の前で演奏する場面です。
2人で弾き始める時、千秋が
”「スッ」と鼻で息を吸って弾き始めを合図する”ところ
音楽家っぽくて、なかなか演出が利いていると思いましたよ。


娘も発表会のとき、そうやってピアノの方に合図を送ることを教えられていましたが、風邪をひいていて・・・。
本番中ピアノの間奏の後の合図で、「スッ」じゃなくて「ズルッ!」という音が出てしまいました。(笑)つらいところですね。


個展ふたつ

2006年10月15日 | 観たこと聴いたこと
3件の案内状がきていたのですが。。
お仕事が入ってたのと、娘が風邪ひいて学校をお休みしてしまったのと、レッスンの曲が気になっていたのとで、頭の中はなさけなくもそれで満杯。案内状がきていた個展を見に行こうと考えていたのに、気がつけばなんと一つは最終日。もう一つ他に押し花の展覧会も今日まで・・・。(~_~;)これは個展ではなく団体への参加。これは来月も他の場所で展覧会があるため今回は断念。(案内状の送り主は、イギリスの賞を受けた方で20歳も年上のお友達!)

仕事を終えてからお昼もそこそこJRに飛び乗りました。
電車の中で、気になっていた音楽用語の「ラルゴ」について、
「イタリアの日常会話から学ぶ ”これで納得!よくわかる音楽用語の基礎知識”」(関孝弘/ラーゴ・マリアンジェラ共著)読みました。そしていつしか居眠り。(~_~;)その項、ちゃんと読んでからですけど!

お友達のご主人が陶芸作家です。青磁を中心とした磁器の作品を堪能しました。私は青磁ではなく黄瓷(黄色がかった…透明感のある磁器です)の花生購入。他に、今人気なのが最近手がけられた白磁。最終日なのでそのお友達夫妻もいらしていて久しぶりににお喋りも。何でも、二男のかたが、あの、ハリポタの魔法学校のモデルとなった大学に留学中だそうです。

次にそこから程近い図書館のギャラリーへ。うちのこどもたちの絵の師匠(あ、昔私の先生でもあった・・。)の油彩展です。昨年のスペイン滞在の時の風景画もなどもあり、画風もいろいろチャレンジされており、面白かったです。常々私は、この先生の静物画が大好きです。観てると頭が良くなるような気がするの・・・錯覚~?(笑))

関孝弘さんの解説をお借りすれば、
きょうはラルゴな心になった・・・のでした。(笑)




音楽が結ぶ素敵な関係その2

2006年10月13日 | 観たこと聴いたこと
ロビコン感想の続きです。(長くなってしまいました・・・・退屈かも)



リストは、あるときパガニーニの演奏を聴いて「なんて素晴らしいバイオリニストなのだ!」と大変感動し、「では、ボクはピアノのパガニーニになろう!」と思ったそうです。
そして、尊敬するパガニーニのバイオリンの曲をピアノ曲にして演奏もしたそうです。
うーん、私が書くとなんだか短絡的に聞こえてしまいますね。これは大平さんが紹介していらした言葉ですが。(笑)でもそういう感動を胸に、数多くのオリジナル曲をその後も作曲していったのでしょう。

あのカプリースがピアノに編曲されたという
「パガニーニの大練習曲」、浅井さんののピアノ演奏で興味深く聴きました。すごくドラマチックになっていて、大変華やかでした。

「では次に、ピアノの曲を、バイオリンで弾きましょう」という事で、
大平さんが「ユーモレスク」を。
この曲が元々ピアノのための曲だったという事には太平さんも驚いたとか。
もうひとつドヴォルザーク、彼女が好きだという「母の教え給いし歌」これはピアノとはおっしゃらなかったと思いますが・・・。どうでしたでしょう・・・?

最後に前述したツィガーヌ。
会場の雰囲気も硬さが取れ、戸惑いなく拍手がおこり、いいムードでした。

アンコールは何かなと思いましたら、しっとり「タイスの瞑想曲」を。
抑揚は押さえ気味でごく平らな弾き方でしたが、
ああこういう弾き方もあるのだなあ、としみじみ思いました。冷たい石畳や回廊、風の通り抜ける野原、薄日の差し込む窓辺とか、反対にはっきりと明るい朝日、脈絡ないですが(笑)、そんな情景を思い起こさせる・・・・。

と、今度は大平さん、おもむろにシューロインディゴを弾き始めたかと思うと、そのまま会場を回り始めました。

カントリーやアイリッシュ系の方なら珍しくはないパフォーマンスですが、そういう雰囲気を持たないどちらかというと固めの雰囲気を醸し出すこの方が。衣装も光沢のある薄いベージュで、ドレープのラグランの7分袖がひらりと揺れるロングドレスでしずしずと歩き始め、小学生の女の子の前では間近でしゃがんで目の前で弾いて・・・。にっこり(~_~)
私は丁度端の席でしたから、時に中腰になって弾きながら通り過ぎる演奏者のバイオリンのF孔が目の前に。とても大きな音で聴こえ、楽器の共鳴がわかりました。
遠ざかるとまた後ろから聴こえ、喫茶ルームの方まで響き渡っている感じが、遠く近く、様々な音響が感じられてなかなか楽しい。

一方、ピアノの浅井さんは、舞台に残され、(グランドピアノで移動弾きは出来ませんものね。)大平さんの所在を目で追いかけながら伴奏していらっしゃる。ん、今どこかな?という感じ。
客席の真ん中も通り、ぐるりと一回りして太平さんは浅井さんの所に戻りました。丁度、曲の終わりに、ピアノの浅井さんに聴かせるごとく思いっ切り近づいてフィナーレ。浅井さんがついに吹き出す!でもしっかり伴奏!すごいわ。「もう、いやーねっ!いたずらな~」という感じで笑っておられました。ほほえましい光景でしたよ。
お二人の雰囲気が素敵ですね。

というわけで、最後がちょっとお茶目なサプライズでロビコン終了。
楽器を弾く演奏者をほんとに触れ合うほどちかくでごらんになれた今日のお客様が、バイオリンを弾きたいと思いますように。
音楽が結ぶ素敵な関係・・・。
古今東西そこかしこに見つけられ、、優しく、時には鮮烈に、私を魅了します。




・・・。
帰宅してから、久しぶりに「タイスの瞑想曲」を弾いてみました。(爆笑!)



追記
浅井さんの画像も乗せたかったので後ほどUP~

音楽が結ぶ素敵な関係

2006年10月12日 | 観たこと聴いたこと
10月8日、無料のロビコンに行きました。
札幌交響楽団楽団コンマス、大平まゆみさんのバイオリンと大学講師の浅井智子さんのピアノのコラボレーションでした。


演奏曲目
ロマンスop50 ベートーベン
ヴァイオリンソナタ第3番   ブラームス

パガニーにによる大練習曲   リスト
ユーモレスク         ドヴォルザーク
母の教え給いし歌       ドヴォルザーク


ツィガーヌ          ラヴェル
アンコール
タイスの瞑想曲        マスネ     
シューロインディゴ

普通に行われるホールの演奏会ではないので、音響はどうかといいますと、
それがなかなか素敵な雰囲気
壁がざらつきのある化粧タイル、床も光沢のない石畳風。そこに人が入ると適度に音を吸収、適度に反響する感じでした。演奏者の個性やと楽器の個性でいろんな感じに聴こえるのでしょうが、すこし固めの、澄んだ音色になって聴こえました。

素晴らしかったのが、ラヴェルのツイガーヌでした。

今まで、cdでしか聴いたことがなかったツイガーヌ。
私が普段、なんてことのないcdラジカセで聴くからと思うのですが、ツィガーヌは五嶋みどりさんや前橋汀子さんなどの演奏を、何度聞いても、どうも頭が痛くなっていたのです。
しかし今回生の演奏を聴き、こんな素敵な曲だったのかと再認識しました。
すっきりとしていて、いろんなテクニックが自然なかたちで音になって響いてきて。
(有名な五嶋さんと前橋さんには大変申しわけないです。(~_~;)夫の自慢の、もっと良い機器があるにはあるのですが、部屋が狭くて出せないの。ラジカセで聴く私が悪いのよ・・・)

この曲は、演奏会で聴くほうがずっといいですね。
こういう会場では、バッハもいい感じに聴こえそう。

会場を縦長に使用したせいもあるでしょうか、適度な音量でした。
だだ、最初のヴェトーベンのロマンスは、なんとなく印象が薄い感じに聞こえました。ロマンス、はこういう会場では、より淡白に聴こえるのかな・・・。
ブラームスのヴァイオリンソナタ第3番全楽章が終わって休憩。   

休憩の合間に、同じフロアーの反対側にある喫茶コーナーでコーヒーを飲むことが出来ました。(そういう時だけは行動の早い私です・(笑))この喫茶コーナー、ここ数年、普段は閉まっていまして、催しのあるときだけ市の職員がお世話してくれます。ちゃんと本格派。
コーヒーも美味しく(250円ほほ~)、素敵なカウンター席に座れたので、満足。

日の落ちるのが早くなり風もひんやりとしてきた秋の夜。
ロビーに響く音楽。美味しいコーヒー。
ひとときの素敵な空間が、私には宝物です。


つづく





「秋祭り!海外アーティスト特集」

2006年09月03日 | 観たこと聴いたこと
昨日の題名のない音楽会。
9月3日放送分
”秋祭り”って、なにそれ(笑)
そんなことはともかく、海外アーティストのカタログのような構成でした。

キャサリン・ジェンキンスKATHERINE JENKINS(メゾ・ソプラノ)
可憐でした。
これまで抱いていたオペラ歌手のイメージが変わりました。映画『ニューシネマパラダイス』より「シネマ・パラディーゾ」、オペラ『カルメン』より「ハバネラ」を聴きましたが、しっとりと歌っていましたね。
ほかの方々もそれぞれインパクトがあったのですが、うーん、彼女の雰囲気に興味を持ちましたね。こんなに自然な感じで歌うの?と思ったものですから。

テロップで歌詞が出てきましたが・・・・。これがなんとも、恋心の揺れをきめ細やかに描写。それでいて恋のストレート攻撃という・・・訳詞でしょうけど。あちら(どちら?(笑))の感性と表現だわ。

娘とふたりで「むむ、深いな!」と、顔を見合わせたのでした。(笑)
kao曰く、「ふ~ん、フツウに聴いてたらどんな歌詞か、どんな内容なのか、わかんないよねー。」妙に感心

野外のコンサート♪

2006年04月17日 | 観たこと聴いたこと
今日(昨日?)もN響アワーを見逃してしまった。
ハッと気がついてTVをつけたら夏木マリさんがオケを従えて歌っていて、(凄いわね。凄い。)
そしてチャンネルを変えたら(夏木さんスミマセン)
芸術劇場・・・。
でも10:20・・・。TV欄期待の見出し「荒川選手を支えた音楽の力」はすでに終わっていて残念。
なので、仕方ないから(失礼)映っているのを見ましたよ…。


ベルリンフィル・ピクニックコンサート2005~フレンチナイト~
サイモン・ラトル指揮。

なんですか!ワルトビューネ野外音楽堂というところは!
広すぎます。凄く広いですね。すり鉢状で、サッカーか何かの競技場のような、世界陸上か?のような。たしか前にも見たはずですが、そのときは何故かあまり感じていなくて、今日改めて思ったのでした。

なんだか、古代の直接民主制のような・・・。
でも、これだけの群集が・・・某国のような一色の人々の様に見えないのは・・・。しかしかつては・・・。いやそんなこと考えるのはもうよそう。

「交響詩「魔法使いの弟子」
おぉぉぉ~い。聴こえるんですか~っ?マイクで拾ってますよね?
観客・・・凄い人数ですね。野外ステージで聴いたのは二度ほどしか経験ありませんでしたが、たいしたステージではなかったのか、音が散って聴こえましたけど。ここは特別音響がいいの?しかも演奏される曲が、かなり集中力の要りそうな・・・演奏者も聴衆も。開放的な場所で。

・・・♪
なんとすてきなことだろう!

・・・。日焼けが気になりますね・・・。あ、ピクニックだからべつにきにしないのね。夕方からのコンサートらしいですが、まだ結構明るいわ。私、真昼の野外コンサートでは焼けました~(泣)・・・。
ちなみに北海道には、札響のグリーンコンサートがございます。

と思ってたら暗くなってきた。素敵です。ステージが幻想的です。
二台のピアノのためのナンとかいう曲が始まり・・・。


私のイメージしている野外らしい曲は最後のほうの曲でしたね。
楽しそう~
抱っこされた赤ちゃんが拍手してる。そうなの、お母さん立ってますから。
あら、もう真っ暗?
それにしても、アンコール曲が多い、長い。(笑)

「組曲動物の謝肉祭」野外の定番はこれですよねっ。
みんな幸せそうに聴いている・・・。
演奏者も楽しそう!
何?花火してる男の子!いいの~?あらら~いいんだ・・・。いいのね。
エ~ッ大人まで~?何人も?線香花火より少し大きい感じのをペンライトのように振ってますよ~。
カメラが会場全体を写すと・・・。
あららっ、かなりの人数。・・・・・花火、ですよね。私の感違い?


最後はラヴェルの「ダフニスとクロエ」でした、と思ったら
「ベルリンの風」でした。
ンンン。感慨深い・・・。やはりね。

しかし、クラシックのこんなに開放的でおしゃれなコンサート、いいなあ。
ほんとに、ウキウキして、おおらかに楽しむ感じ、ロックのコンサートだけではないのですね。なんだか嬉しい。
山の中のようですが、帰りはどうするんだろう・・・。あ、ピクニックでした?体力がないといけませんね・・・(笑)

それにしても見ていて楽しかった~。行ってみたいですね。
…思うだけですが。(~_~;)

WBC!・・・まさかのチャンピオン

2006年03月21日 | 観たこと聴いたこと
王ジャパン、優勝おめでとう。

野球のことを何も知らない、私の娘が、

このたび、WBCの試合を何度か観戦して、とりこになっていました。

今日はおやすみでしたから、、4時間近くもの試合、TVをずっとつけていたらしい。

わたしはちょうどその頃、仕事とレッスンであたふた。
3時過ぎた頃電話を入れてみたら、娘は感動していました。王ジャパンがチャンピオンに。
試合中何度も泣けたとか・・。

前回の試合では
「SとBとOって何?」(え?英文法のSVOに聞こえたよ。Sは、ストライクで。何、ストライクって何って?)
とか、
「●が4個になって、バッター、打ってないのに一塁に行ったのはどうして?」
などと。驚きの質問をされていた私。

・・・知らないんだ・・・kao・・・。そのこと、改めて知りました。。
(黒柳徹子か?デス)
ウチでは、家族でTVの野球観戦など縁のないことだったからなのね・・・。それに加えて、中学の体育では、ソフトボールもなかったらしいし。
私は授業でやったので、ソフトボールや野球のルールは存じています・・・。
それに、TVアニメ”巨人の星”世代ですしね。

kaoはこのところ、憂鬱そうでした。
いろいろ考え込んだり、悩んだりで、
私に対する態度が、毎日すごい・・・(T_T)/~~~
全くのネガティブ。
ときたま、あのこはそうなります。
何もかもに真面目すぎて、パンクしてしまいます。そして投げやりな態度・・・。

そんなときのスポーツ観戦は、娘に元気をあたえてくれたようです。

とにかく王ジャパンよ、ありがとう。おかげでkaoがすこし元気を取り戻したわ。

VIVA☆ARAKAWA

2006年03月01日 | 観たこと聴いたこと
昨日荒川静香さんが帰国・・・。
閉会式に出たオリンピック選手の方々と一緒に。
これからいっそう、荒川さんフィーバーがおこりそう。

あらためて、おめでとう


ゴールドメダリストはまた新たなスタート地点に立っている。



そこに・・・

湖があり

暖かい太陽の光が湖面を強く煌かせる

抜けるような青空のもと

白鳥が飛行し

そして舞い降りた



・・・・・


荒川静香さんのスケートのカラー・・・。

それぞれの人がそれぞれに、心を動かされたことだろう。
私が抱いたイメージはなんとなく、白鳥。
ティアラをつけた白鳥
美しく、おおらかな感じ。
ほんとの白鳥はそうでもないが、バレエのなかの白鳥を想像して。

多くの人々が魅了された。
お付き合いのあるサイトでも、またそっと覗かせて頂いているサイトにも、
率直に、感動の言葉が書かれてあった。
涙ぐむほどに、心が揺さぶられたという方もいらっしゃる。
私はそのこともまた嬉しい。
その方の心の美しさを感じることも嬉しい。


おとなの気品。
彼女のスケートを現すのはこの言葉。


















バリリの演奏にうっとり

2005年11月06日 | 観たこと聴いたこと
昨日、やっとのことで、ワルター・バリリのCDが届いた。
ウエストミンスター復刻のシリーズで、”バリリ・モーツァルト:バイオリンソナタ集Ⅰ。検索しても出ないから、CDショップで注文したら、4日後「もう生産されていないそうです」ですって。再度ネット通販を検索したら、某有名サイトに在庫あり。探し方によって出てこない時もあるんですよね。ⅡもⅢすぐ探せたのに。Ⅰだけ同じキーワードでは出てこなかったんだから。ぶつぶつ。
お世話になったサイト様には即ご報告。

酔いしれました。心地よい演奏です。
モーツァルトのソナタ・28番。白本6巻ではソナタno4(p25)のあの曲。
いろんなかたがCD出していますね。検索したらすごかった。
バイオリンの先生は、よりによって、この探しにくかったCDをお勧めになった。その理由は。何のことはない「僕が好きだから」でした。しかも、「kaoの練習の参考には、ぜんぜんならないよ。第一ウィーン風だから。綺麗だな~と思って聴いているうちにおわっちゃうからネ」。にこ。

低音部分がなんとも柔らかい。アタックもそれほど強く感じない。フレーズも滑らか。ふんわり包まれる感じの演奏ですね。しあわせ~。kaoの感想は「ピアノの人の音がずいぶん静かだわ。」
バリリは17歳でウィーンフィルに入団。なんと翌年にはコンマス。その後バリリ4重奏団を率いて活躍。でも・・・1950年原因不明の右肘故障!でもまだコンサートマスターとして活動し、66年から3年間楽団長。・・・。今は80才すぎたおじいちゃんですね。まだお元気のようですが。

ほかには、ソナタ33番のⅡ楽章がすごくきれいです!おすすめ。


こんさーと

2005年11月02日 | 観たこと聴いたこと
娘の通う高校の、校舎落成記念コンサートに行きました。
入学した時は、まだ前庭の工事が終わっていなかったのですが、夏休みが終わってて間もなく、全工事完了という事で、記念行事が催されました。

木管のアンサンブルコンサートでした。3部構成で、
最初に、この高校のOBのSさんの詩、同じくOBで札響首席オーボエ奏者のⅠさんとのコラボ。谷川俊太郎&Sさんの自作の詩の朗読と、ガブリエルのオーボエ(モリコーネ)、アべマリア(バッハ・グノー)この道、などで構成。
次にIさんのソロで、白鳥(サンサーンス)、星に願いを、ピアソラのリベルタンゴ。これはジャズアレンジでした。また、アブローのティポテイポ?…ヒポ?(プログラム以外の曲なのでうろ覚え)はオーボエでの演奏は「苦しい」そうですが軽やかに演奏してくださいました。
最後に、札幌交響楽団のメンバーが加わりF・プーランクの、ピアノと木管のための6重奏曲全楽章を演奏してくださいました。そうそうたるメンバーでわが校の校歌を伴奏してくださり皆で歌うというサービスも。

いい時間でした。kaoも何か感じてくれているといいな。
「フレーズ感覚は、吹奏楽の人のほうがうまいんだよ。」とバイオリンの先生に言われたことを思い出ました。呼吸、ですね。

丁度、生徒達の父親くらいの年頃のお二人の先輩。母校でのコンサートは、如何だったでしょう。とても素敵なことですね。生徒たちに伝わったものが、きっとあるはず。


先月25日にkaoの同級生でクラスは隣の、理数科1年生のk君が16年5ヶ月の生涯を閉じました。心筋梗塞でした。短期の入院で、退院が決まっていたのに。院内の売店で倒れたそうです。無念です。みんなと同じように、この席で、美しいおんがくを聴くこともできずに逝ってしまいました。もちろん追悼ののコンサートではないのですが、校長先生は祝辞の前に哀悼のきもちを述べられ、皆心のどこかにその思いをとどめて聴いたコンサートでした。

No.4の謎・・・モーツァルト バイオリン・ソナタ

2005年10月23日 | 観たこと聴いたこと
ややこしいことこのうえない。
先生にお借りしたバリリのCDジャケットをゆっくり眺めると、

ヴァイオリン・ソナタ 第28番 ホ短調 K304(300c)
ですって。
28...28?なんだか覚えがあるような。
白本にある「ソナタNo.4」ばかり頭にあった私は、だからうちにあるモーツァルト関係のCDを確かめた時二桁の番号は度外視していた。なんで4はないのかなと。28...28....
もう一度ガサゴソ棚の中を見てみると、ありましたよ。
パールマンとバレンボイムのコンビで。グラモフォンから出ている”モーツァルト”の中に。ソナタ4曲中の2番目にありました。気がつかなかったのね...。何年もずっと聴いていなかったのです。まえには聴いていたのに忘れていました。でも耳には残っていました。日頃曲名に無頓着なのを改めよう...。バリリの演奏CDを28番ホ短調で検索したら、ネットにありました。あの有名なCD通販サイトに。
・・・。つまらないお話ですが。
パールマン、久しぶりに聴きましたね。フムフム。
バリリも早く聴きたいが。

・・・・・
No.4って…なんなのだ。