お茶のあずま園-しんちゃん-ここだけの話ねんけど・・・

自家焙煎の美味しい加賀棒茶「加賀棒ほうじ茶」を追求する、お茶のあずま園、店主、東信一の四方山話。全国の産地直送茶もOK。

冬本番に備え、融雪装置全開・・・

2013年12月21日 21時47分37秒 | お茶屋

今冬は積雪が多い・・・と言われていましたが、
ここ金沢市内は、まだ積雪がないので、助かっていました。
しかし、今日あたりから冬型が強くなったようで、
時折アラレや雪交じりの雨が降ってきました。
積雪に備えてか、金沢市内の道路では
あちこちで融雪装置が働きはじめました。
幹線道路では、噴水のように水が吹き上がっていましたが、
まだ融雪装置の水の出る穴が調整されていないようです。
しんちゃんの店の前の踏み切りでも、
積雪時に車がスリップして立ち往生しないように、
融雪の水が出ておりました。
いよいよ、雪本番になりそう・・・かな。

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「侘助」がお客様をお迎えいたしております。

2013年12月20日 20時54分16秒 | お茶屋

友人から「侘助」をいただきました。
椿の一種の「侘助」は、茶の花として欠かせないものです。
花言葉は、「ひかえめ」「静かな趣」・・・
茶人が愛した、侘びさびの世界を表しているのでしょうか。
これから雪が降る季節の金沢ですが、
しんちゃんの店にご来店いただくお客様を、
静かな趣で暖かくお迎えしております。

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地元の「たまご豆」という特別な豆・・・今年初、食べました。とっても美味しい!

2013年12月19日 23時59分33秒 | お茶屋
「たまご豆」という特別な豆で、今日、女将が煮豆料理を作りました。

この豆は、しんちゃんの山の集落内でのみ作付けしているつる豆です。
収量が少ないので、年間でも数回程度しか料理できません。
11月に収穫しておいたのですが、ようやく口にできました。

このたまご豆は、崩れやすく、煮るのにはコツが要るそうです。(女将談)

出来上がったたまご豆は、煮汁も透き通っており、
豆も黄味を帯びたとっても綺麗な姿です。
この姿から、「たまご豆」のネーミングが生まれたのかもね。

小皿に取り、一粒一粒大切に味わって食べました。
甘いんですが、サラッとした甘さ。豆が非常に柔らかい。
子供のときから幾度と無く食べた味ですが、
何度食べても絶品の味わいです。

収量が非常に少ないので、家族以外では、
特別大切なお客様が訪れた時しかお出ししておりません。
しんちゃんの家で、この豆を食べられたお客様はラッキーですよ。

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雪の湯涌温泉・・・

2013年12月16日 21時36分08秒 | お茶屋

今回の12月寒波・・・、
東北地方などで、結構積雪があるようですが、
金沢では、まだ真っ白にはなっていませんので、助かっています。
今日、金沢の山間の「湯涌温泉」の旅館に、
年末用のお茶の配達に行きました。
金沢市内では、ほとんど雪がないのに、
湯涌温泉に近づくと・・・・真っ白!
今回の寒波は、強風だった影響か、
山間では、風が弱まって、積雪になったようです。
でも、金沢の奥座敷!・・・湯涌温泉は、
これ位の積雪は、風情があって、とっても良い景色。
夕暮れの街頭の灯りが、ほのぼのとした雰囲気で、
心が和みます。

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武士の献立・・・見てきました。

2013年12月15日 21時32分09秒 | お茶屋

今、話題(金沢だけか・・・)の映画、「武士の献立」、見てきました。
地元では、結構盛り上がっていますね。
日本食が世界文化遺産に登録されたこともあり、
加賀藩の日本食文化を再発見するいい機会でした。
時代劇ホームドラマですが、夫の生き方、女将の生き方・・・
時代は変わっても、家庭内での夫婦の心の通わせ方に、
現在でも通ずるところがあります。
女将と二人で、50才以上で、2,000円。
心温まる映画でした。

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今日は、「ほんこさん」

2013年12月14日 18時55分49秒 | お茶屋

毎年12月14日は、討ち入り・・・ではなくて、
しんちゃんの所では、この日が「ほんこさん」です。
ところで、「ほんこさん」って???
浄土真宗の報恩講のことで、金沢ではほんこさんと呼ばれています。

お寺さんは、10月ごろから檀家の家を一軒一軒周り、お勤めをします。
しんちゃんの家は昔から毎年12月14日と決まっています。

ほんこさん(報恩講)は浄土真宗の開祖、親鸞聖人が入滅した
11月に行う法要で、浄土真宗の中では最も重要な行事です。
石川県は真宗大国ともいわれ、金沢の人々は報恩講を
「ほんこさん」と親しみを込めて呼びます。

仏壇を磨き、お花をたて、おぼくさん
(=御仏供さん・・・仏前に御供えするごはん)、
赤ろうそく、おもちを供え、お寺さんをお迎えします。

本来は家族でお参りするのですが、
しんちゃんは女将と二人ですので・・・店も開けられないので、
しんちゃん一人でお参りいたしました。
「ほんこさん」が終わると、ようやく年末が訪れる感じです。

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ささやかですが・・・忘年会で~す。

2013年12月13日 23時44分10秒 | お茶屋

今日の金沢・・・大荒れでしたが、
雪は降らず、ラッキーかも。
しかし、夕方には、アラレが降り、
しんちゃんの店の前も、ご覧のとおり・・・冬本番ですね。
今日は、ささやかですが・・・
しんちゃんの店の、忘年会!
一人いるパートさんと、女将と娘とで、
美味しいものを食べに。
場所は、金沢駅地下の「味も鰯屋」。
ここは、しんちゃんのサラリーマン時代もよく利用した店です。
お造りも新鮮で、地酒もGood。
あと家庭料理がいっぱい・・・。
たらふく食べて、たらふく飲んで・・・
女将の病気などで、ドタバタした今年一年を振り返り、
和気藹々と楽しい時間をすごしました。
これで・・・一人3,000円で済みました。
・・・美味しくて、たらふく食べたのに、嘘みたいです。
さあ~、あと2週間ほどの年末商戦を乗り切るぞぉ~。

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山形の美味しいワインと酒・・・頂きました。

2013年12月11日 21時38分06秒 | お茶屋

首都圏の親戚から、
美味しい、ワインと酒を頂きました。
山形県天童市の酒「出羽桜・・・一路」。
山形県鶴岡市のワイン「月山ワイン・・・山ぶどう酒」。
こだわりの、お取り寄せの酒だそうで、
わざわざ手配いただいたようです。
早速、いただきまぁ~す・・・っとはいかない。
ちょうど女将の投薬治療が始まったばかりで、
飲めない・・・。
女将から、
「治療は今週末に終わるから、楽しみにとっておこうよ」
ちょっと待ち遠しくもあり、頂くのが楽しみです。

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ようやく新米だぁ~・・・美味しい!

2013年12月10日 23時40分28秒 | お茶屋

しんちゃんが、山間の田んぼで作っているコシヒカリ・・・。
今年の新米も、ほぼ予約された個人様には、お渡し済みです。
で、自分のところは?っと言うと、まだまだ昨年の古米を食べていました。
だって、自分で作っている農家が、1年の途中で米が無くなる・・・
ってことは出来ないよね。
そのため、少し余裕で保管しているため、
皆様には、新米を配っておいて・・・自分のところでは
なかなか新米が食べられませんでした。
昨日、漸く古米が終わり、
晴れて、今年の新米を炊きました。
皆様から遅れること・・・約2ヶ月半。
やっぱり、新米は美味しい!
米粒が輝いています。
まあ、自分で作った米ですから、春からの苦労を思うと・・・なおさらです。
「新米って、本当におかずが無くても食べられるね」
っと、女将もホクホク顔。
自然の恵みに感謝です。
12月に入り、寒くなりましたので、
ほっかほっかの新米と湯豆腐で暖まりました。
し・あ・わ・せ!な一日。

また、今年は収量に少し余裕ができましたので、
お店で5kg精米(1,800円)を販売したところ・・・
食べたお客様から、
「大変美味しかったので、子供にも送ってあげます」
などど、口コミなどで評判になり、PRもしていないのに、
すでに40袋ほど売れてしまいました。
余裕分で作っているので、あと10袋位しかお出しできません。
お求めの方は、お早めにお越しくださいませ。

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山の家の町内・・・一年の締めくくり・・・「万雑」です。

2013年12月09日 23時12分04秒 | お茶屋

しんちゃんの家の、山の家の集落では、年末になると、
集落(町内)の「万雑(まんぞう)」があります。
今風の「町内会費」ですが、農村では、各戸均等割りでなく、
古くから土地(田畑)の所有割合で計算します。

しんちゃんの町内(集落)も今年、無事終了しました。
「万雑」とは、集落を維持していくのに必要な1年分の経費を
年末に計算し、お金を出し合って、精算して、
気持ちをすっきりとさせて、年末年始を迎えます。
(「万雑」とは・・・こちらの記事を参照

・「万雑」の日は、当番宿(順番に回る)に朝から町内の人が集ま
り、一年間に町内に掛かってきた項目ごとに金額を確定して
行きます。
昔は、そろばんでしたが、今はパソコンで計算します。
どのような割合で計算するかは、その町内町内で違っています
が、しんちゃんの町内での一例を・・・

◎手順:1、町内の共通経費を集計する
  (神社経費、農道維持経費、共有建物の経費、
   行政からの負担金・・等)
2、集計した共通経費の1/3を、戸数割りとし、家の軒数で
  割って一戸分を出す (どの家も均等に掛かる)
3、集計した共通経費の2/3を、土地割りとし、各家の土地
  (山、畑、田)の持分比率割合で各戸に割り当てる
  (宅地だけの家には掛からない)
4、一軒ごとに掛かってくる経費(公民館、災害見舞い、募金、等)
  (どの家も均等に掛かるが、戸数分、町会でまとめて払っている)
5、一年分の町内奉仕活動(草刈、溝さらえ、神社掃除・・・等)に
  出た人数見合いに単金を掛けて、各戸の奉仕金額を出す
6、支払の総額=
  「(2)の戸数割+(3)の土地割+
   (4)の一軒ごとの経費-(5)の奉仕金額」
以上で、昼頃までに「万雑」の各戸の金額が確定します。
 
簡単に言うと、
・土地(田畑山)を多く持っている家に、沢山かかります。
・町内奉仕活動に多く出ると、支払が軽減されます。
  (出ない人は支払金額が多くなる)
・町内に住んでいなくても、町内に土地(田畑山)を所有している人
  にも、(3)の土地割は掛かってきます。
 
町内の資料では、明治の頃から続いている記録が残っています。
 
しんちゃんの家の支払分は、約3万円になりました。
(田畑山があるもので・・・)
計算が確定すると一旦、お開きで家に帰り、午後2時頃より、
各戸全員支払金額を持参して当番宿に集まります。

車座になって、各戸より、支払金額を提出し、みんなでチェックして、
支払に回すものや、立替金を精算し、終了となります。

その後、料理(最近はオードブル)が出され、
町内全員(と言っても、少人数ですが)で宴会となり
町内の一年の無事と親睦を図ります。
・・・一日掛かり!
(宴会費用も、もちろん「万雑」に組み入れられています)
また、数年前までは、新年明けに「初寄せ」と言って、
町内全員集まり、一年間の町内役員、土地の貸し借りの年貢、
年間行事・・・等を決めていたんですが、最近は、「万雑」の時に、
決め事も一緒に決めています。

「万雑」とは、荘園時代の年貢・雑税から来ているようですが、
先人の長年の知恵で、公平にうまく出来ていると、感心しています。
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