お茶のあずま園-しんちゃん-ここだけの話ねんけど・・・

自家焙煎の美味しい加賀棒茶「加賀棒ほうじ茶」を追求する、お茶のあずま園、店主、東信一の四方山話。全国の産地直送茶もOK。

愛着の腕時計・・・修理・・・買ったほうが安いのに。

2012年04月17日 00時18分07秒 | お茶屋
しんちゃんが普段着けている腕時計・・・・。
先月故障しました。
この腕時計は、しんちゃんが初めて自分の給料で買った、
思い出の時計です。

当時はまだ現在のような、安い時計がありませんでした。
それまでつけていた時計は、高校入学のお祝いに伯父さんから頂いたものでした。
会社員になってからも、使っていたのですが、
仕事中に高いところから落としてしまい、壊れてしまいました。
それで、一念発起(仰々しいですね)、自分の給料から新しい腕時計を買ったものです。
今から34年前の昭和54年。

当時、ようやくデジタル表示のある時計が出たばかりでしたので、
針の時計に、ちょこっとデジタル表示のある機種を探しました。
今で言うところの、ハイブリッドです。
多分、12,000円位だったと思います。
まだCASIOさんなどのリーズナブルなデジタルが出る前で、
一応SEIKO社のものです。

それから34年間・・・しんちゃんの普段使う時計として、活躍していただきました。
結構酷使していましたが、バンド以外は故障も無く長持ちしていました。
買った時に、「デジタルの液晶表示は7~8年で表示が薄くなり、交換しなければならないでしょう」
と言われました。
まあ、デジタル表示がだめになっても、アナログの針表示があるから時計の機能は果たせる。
っと考えていましたが、どうしたのか・・・
現在まで液晶表示はしっかりしています。(34年間も)

そして先日、とうとう、秒針が動かなくなりました。
デジタル表示はしっかり動作していますので、
時計の機能は大丈夫のようですが、針の動きが止まってしまいました。
そっか、アナログは歯車などが常に動作しているので、
とうとう可動部分が磨り減ったのかも。
今の時代、デジタル腕時計なら、1,000円以下でもある時代ですが、・・・・
(買い換えた方が安くて早い・・・・ですね)

愛着のあるものなので、どんな古い時計でも、修理しているとうわさの「山田時計店」
修理に出してみました。
「これはハイブリッドの走りの時代のものですので、高かったでしょう?」
「愛着のあるものでしょうから、安易に買い換えるより、
SEIKO社のしっかりしたものなので、一度見て見ましょう」
さすが山田時計店さんです。

しんちゃんの知人の人は、戦時中の
ゼロ戦に付いていた時計を修理して貰ったそうです。
それも、無い部品は手作りで作って・・・・。

1ヶ月ほどして、帰ってきました。
動いています!驚き!
「一応、中身は調整清掃してみましたので、今は動いています。」
「残念ながら、減っている部品は、全国を探したのですが、
すでに供給が無いので、交換できませんでした。」
「微細な部品は作れないので、残念ですが、
あとどのくらい動くかは不明ですよ」
「自分の歴史に愛着のあるものでしょうから、
動く間は、大切にお使いください」
なんと親切は対応です。

しかも、当初修理に、1万円位掛かると予想していましたが・・・
点検清掃だけでしたので、修理代を取らないのです。
社長・会長とは日頃お付き合いさせていただいているおかげ?
(ありがとうございました)

しんちゃんの、若かりし頃より、今まで故障も無く、
34年間も良く寄り添っていただいたことに感謝しながら、
動く間は大切に使って行くつもりです。
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