お茶のあずま園-しんちゃん-ここだけの話ねんけど・・・

自家焙煎の美味しい加賀棒茶「加賀棒ほうじ茶」を追求する、お茶のあずま園、店主、東信一の四方山話。全国の産地直送茶もOK。

「たまご豆」・・・貴重なものですが、久しぶりに美味しく頂きました。

2010年09月28日 23時04分56秒 | お茶屋
しんちゃんの実家の町内で、各家庭で昔から栽培されている
「たまご豆」という豆があります。

どうも、この「たまご豆」は、この町内だけで昔から
細々と栽培されているみたいで、近隣の町内はもちろん
金沢市内でも栽培や、スーパーでも売っていません。
別名があるのかも知れませんが、しんちゃんの所では
昔から「たまご豆」と呼んでいます。

先日、お隣さんから、このたまご豆を少し分けていただきました。
久しぶりに見る、たまご豆です。
貴重はため、一掴み程度ですが、これでも2回分に分けて
煮ます。

たまご豆は、真っ白な色で、まるで小さな卵のように綺麗です。
煮豆にすると、甘~い味わいで、しんちゃんも小さい頃からの
大好物です。
もちろん、貴重なものですので、一粒一粒味わって食べました。
この味わいは、普通売っている豆とは全然違い、
ちょっと高貴な味がします。

しかし、煮るとき普通の豆より崩れやすいので、壊れないように
煮るのはコツが必要で、祖母から嫁への技術の継承のようです。
女将も、嫁に来て初めて、たまご豆を知り、姑から煮方を
教えてもらったそうです。
(しんちゃんが知らなくて申し訳ない気持ち)

それに、このたまご豆は、収穫が非常に少ない。
これが栽培が広まらなかった原因かも。
とにかく、種をまいて栽培しても、収穫は翌年の種豆を
確保するのに半分ほど取られ、食べられるのは残りの半分です。
そのため、お祝いや行事の時にしか食べられないのが常でした。

父の時代でも、自家消費で精一杯で他人に分けるなど出来ませんでした。
よっぽど親しい友人や親戚に少しお裾分けする程度で、
本当に貴重なものでした。

今でも数件の家が、自家用に作っている程度なので、
めったに手に入らなくなりました。
(もっと詳しくお知りになりたい方は、しんちゃんのお店に
寄って頂くと、お話できると思います。)

でも、これって、栽培奨励して広めると地域限定の特産品!になる?かも。

因みに、しんちゃんは1回栽培しましたが、種豆を取るのが精一杯で、
食べられませんでした。
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