ねーさんとバンビーナの毎日

「静」→ 「淡」→ 「戻」→ 「無」→「休」→「解・涛」→「涛・停」→「抜」→24年「歩」 最終章序章スタート!

「介入」と「参加」

2009年09月26日 00時13分23秒 | 2種分ねーさん
今年の2月に突かれた言葉の記録として、こういうのがあった。

参加者ではなく介入者を(まず)巻き込むんです。
批判的に介入してくる人も貴重です。
批判的に参加するだけの人は結局巻き込んでも仕方ないです。



これは、目黒雅叙園で行われた何かIT系のフォーラムの中で、ファイルメーカーを使った業務システムを成功させた会社さん(大阪の食品関係の会社)のプロジェクト推進担当の方とシステム会社の方の言葉だったんですが、「うまい表現だな。そうそう、そういう感じだよ、確かに。」って思って非常に心に落ちてきたので、記録したのでた。


なんか、今、ふと、「介入」と「参加」の境目がいきなり整理したくなったので、整理してみようと思う。


かい‐にゅう〔‐ニフ〕【介入】
当事者以外の者が入り込むこと。争いやもめごとなどの間に入って干渉すること。


さん‐か【参加】
1 ある目的をもつ集まりに一員として加わり、行動をともにすること。
2 法律上の関係または訴訟に当事者以外の者が加わること。


ふんふん。

行動をともにされるだけじゃ、確かに困るんですわなーー。全部こっち任せになってしまうから。
で、何か定められた「ルール上」の関係に当事者以外の者まで参加(監視役)してきて、ややこしくなる。
業務システムは他所の所作を理解しながら構築していくから、本来「依頼主が先生」にならないといけない訳だ。
だけど、行動をともにされるだけじゃ、こっちの押しつけで終わらせて納めるしかなくなるから、その後のトラブルの元になるんだよねぇ。
もしも仮にそんな風で何にもトラブルにならなかったとしたらならば、その会社はすでに何かが終わってますな。
「実はやる気無し、でもお金があるから(上から押しつけで「ヤレ」と言われただけなので)お飾りで作りました。」ってだけ。
本来こんなの、絶対にトラブルにならなきゃおかしい。(経験値)

批評するか、文句しかつけないのよねぇ。参加者って。
「ならばこうですか?」と仕向けたって、「ならばこうしますか?」と仕向けたって、見向きもしないからね。
だってそういうことを考える気はさらさらないからさ。自分たちが利用するものを作ってもらってるというのに。
またこちらが考えなきゃいけないようなシチュエーションにひっくり返してくるから本当に厄介なのね。

「ルールに乗っ取ってない。」って態度を変えられなくて、「一緒に構築している」とか「自分たちの業務のシステムを構築してもらってる」意識はまるでないのよね。参加者は。


入り込んでくれないと、確かに困るんですわなーーー。
「基本こちらが教えます!」「その件なら必ず俺に聞いてください。(「俺を通せ」じゃなくて「俺に聞いてくれ」)」くらいの「相当なおせっかい」くらいな意気込みが欲しい。
業務システムは他所の所作を理解しながら構築していくから、本来「依頼主が先生」にならないといけない訳だ。
だから、入り込んでくれないと、所作にあったものが構築出来ないんだよね。

時に「これじゃダメだ。こうだ!」とか「そうじゃない、こうじゃないと困る。」って批判くらいするような介入者がいないと、温度が上がらないのよねー。
「その言い方はなんなんだ!」と怒ってはダメで、「きたきた、チャーーーーンス!」って「そこを教えていただけますか?(ブリッコ態度とかお茶目態度とか冷静態度とか。)」って入り込む。

介入者って一緒に背負って行ってくれるのよ、知らな~~~~~いうちに。
だから「使いよう」で、突っ走らないように暴れないようにコントロールしながら、「利用価値大」なのさね。
で、いい雰囲気になってくると、場の温度が上がって来て、「あ、協力しようか。(協力したほうがいいですか?)」って和が生まれてくるのね。

もしも仮にそんな風でも「協力の和」が生まれてこなかったとしたらならば、その会社はすでに何かが終わってますな。
「実はやる気無し、でもお金だけいただきたいので、ここにしがみついてます。」ってだけ。
本来こんなの、絶対に「協力の和」が生まれなきゃおかしい。(経験値)