半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『アンダードッグ(前編・後編)』を観ました。

2022-05-11 05:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 一度は手にしかけたチャンピオンへの道……そこからはずれた今も〝かませ犬(=アンダードッグ)〟としてリングに上がり、ボクシングにしがみつく日々をおくる崖っぷちボクサー・末永晃(森山未來)。幼い息子・太郎には父親としての背中すら見せてやることができず“かませ犬”から“負け犬”に。一抹のプライドも粉砕され、どん底を這いずる“夢みる”燃えカスとなった男は、宿命的な出会いを果たす。一人は、 “夢あふれる”若き天才ボクサー・大村龍太(北村匠海)。児童養護施設で晃と出会いボクシングに目覚めるが、過去に起こした事件によってボクサーとして期待された将来に暗い影を落とす。もう一人は、夢も笑いも半人前な “夢さがす”芸人ボクサー・宮木瞬(勝地涼)。大物俳優の二世タレントで、芸人としても鳴かず飛ばずの宮木は、自らの存在を証明するかのようにボクシングに挑む。三者三様の理由を持つ男たちが再起という名のリングに立つとき、飛び散るのは汗か、血か、涙か。
(公式サイトより)

 「かませ犬」という言葉は、「あしたのジョー」で知り、新日本プロレスでの長州力さんの有名な「かませ犬」発言で、深く感じることが出来ました
この作品の晃の最初の印象・・・確かにボクシングシーンでは、(森山未來さんの鍛えたボディーも光り)鋭さを見せるものの、それ以外ではデリヘル?の送迎バイトをしてて、私生活もやたら暗い・・・
見るからに「落ち掛け」ている印象が強いんだけど、彼を見切らない少ない近親者、そしてファンがいるのが頼りですね
彼が出会う2人の男も特徴的です。
前編の大半を担っていたのが宮木ですね。
自身の本業であるコメディアンとしては・・・明らかにすべりまくっててやばいです
芸人ボクサーという肩書みたいで・・・確かにセコンドにロバート山本がいましたね ジムに竹原慎二さんがいたので、てっきり番組企画(ガチンコファイトクラブ?)かと思いました
彼の練習とか見ていると、最初こそ???って感じでしたが、熱意だけはやたら感じますよね。
そして晃とのエキシビションマッチ・・・これは闘志ムキ出しの試合とはなれない、本当に気持ちが苦しい戦いでしたね。
前編でビックマウスのみだった龍太が後編の相手でしたね。
彼の過去がなかなか掴めなかったのですが・・・そんな背景だったんですね。
彼の中のボクシングは、晃がキッカケですからね・・・そりゃあ、晃と対戦して、倒さないとダメですよね。
龍太からあれだけ目をつけられている晃ですから、リングの前では、(龍太が観ていた)晃として正々堂々と戦わないと・・・
この戦いは、削り合いでしたが、なんか清々しかったな・・・
「ボクシング」という「競技」・・・いや「闘い」という場に立つ3人なれど、それぞれのボクシングとの関わり合いが深くて、逆に「競技」としてどちらかを応援するとかが出来なかったですね
ちゅうことで、未來さんの縛り込んだ体・・・哀愁を感じました・・・で、65点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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