半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『護られなかった者たちへ』を観ました。

2022-10-22 06:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 東日本大震災から10年目の仙台で、全身を縛られたまま放置され「餓死」させられるという不可解な殺人事件が相次いで発生。
被害者はいずれも、誰もが慕う人格者だった。
捜査線上に浮かび上がったのは、別の事件で服役し、刑期を終え出所したばかりの利根(佐藤健)という男。
刑事の笘篠(阿部寛)は、殺された2人の被害者から共通項を見つけ出し利根を追い詰めていくが、決定的な証拠をつかめないまま、第3の事件が起きようとしていた。
なぜ、このような無残な殺し方をしたのか?  利根の過去に何があったのか?
(公式サイトより)

 劇場で予告編を観てちょっと気になった作品でした。まあ、予告編では、佐藤健さんと阿部寛さんが「追いかけっこ」しているだけって感じでしたが
暗い始まり方でしたね。そりゃあ、あの大震災のシーンですから・・・利根も幹ちゃんも遠島さんも、今までどういった生活をしてきたのか分からないのですが、こんな事態ですから、3人寄り添って生きようとしています
一方の現在のシーン、利根は何か犯罪を犯したらしく、刑務所生活をしていたらしい・・・その仙台では、奇妙な殺人事件が起こっていた。
この事件と、利根を簡単につなげてしまう警察側の動きにはちょっと違和感がありましたが、福祉センターで生活困窮者の支援業務をしている幹子は、確実に過去に出てきた「幹ちゃん」というのが分かってしまいますね
事件を捜査する笘篠もまた、大震災で家族を失った過去があり、捜査しながらも、この土地で色々と思いが溢れてきてますね。
同僚の蓮田が、最初からずっと、笘篠を認めてないのが生意気です
中盤以降、遠島さんに何があったのか、そして、そこに(現代の)被害者がどう絡んでいたのかが、徐々に分かってきます
生活困窮者の状況、そして、国との間に挟まれて必死に働く支援者の人達・・・これらが、とっても、とっても重く訴えてきます
幹子が、仕事の中で、生活支援金を不正に扱う人達に対して、強い言葉を発しているシーン、彼女らしい強さと正義からくるものと思ってましたが、彼女にもこんな過去があったんですね。。。
そして、犯人だと思い込まれていた利根にも、震災でこんな事があった・・・
笘篠と繋がってしまったのは、さすがに「やりすぎ感」がありましたが、どの人も抱えていたあの災難ですから・・・しっかり見届けましょう。
ちゅうことで、アミューズ(事務所)中心の作品でした・・・で、65点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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