半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『レイルウェイ 運命の旅路』を観ました。

2015-04-12 06:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 鉄道好きな初老の男性エリック・ローマクス。少々気難しそうにも見えるが、列車で美しい女性パトリシアと相席となり、一目で恋をする。不器用に話をするエリックに、自分のことを素直に話すパトリシア。彼女の方もまた、はにかみやでどこか謎めいたところがあるエリックに心惹かれるのだった。間もなく2人の愛は一気に深まり、エリックはパトリシアへの愛を貫き結婚式を挙げる。式にはエリックの退役軍人会の仲間たちも出席していた。そのうちのひとり、フィンレイは幸せそうなエリックを複雑な表情で見つめているのだった。
エリックとパトリシアは深く愛し合っていたが、幸せな日々は長くは続かなかった。エリックは若い頃に第二次世界大戦に従軍していた際の、過酷な戦争体験で負った心の傷に苛まれていたのだ。日増しに気難しくなり、自分の殻に閉じこもるようになるエリック。そんな夫をパトリシアは何とか救いたいという一心で、フィンレイを訪ねて救いを求める。だが、フィンレイもまた戦争のトラウマから立ち直っておらず、同じ苦しみを抱えていた。そんな中、エリックやフィンレイの悪夢のような体験に深く関わる、日本人通訳だった永瀬が、今も生きていることを新聞記事により知る。その記事によれば、彼は戦争体験を伝えようと寺院を建て、タイで暮らしているとのことだった。永瀬の生存に動揺を隠せないエリックの脳裏に、まるで昨日のことのようにはっきりと当時の記憶がよみがえる。
全てを忘れたいと思いながらも、深い心の傷を呼び覚まされ、正気を失いそうになるエリック。だが、あるショッキングな事件が起こり、エリックは思い悩みながらも、本当の意味で過去と決別し、パトリシアと人生を歩んでいくためにも永瀬と直接向き合うことを決意する。心配しながらも夫の再生を信じる妻に見送られて、単身でタイへと向かうエリック。何十年もの時を経て、かの地で永瀬と対峙する瞬間は刻々と近づいていた―――。
公式サイトより)

 実話だそうです
第二次世界大戦の最中、日本軍の物資輸送のためのタイとビルマを結ぶ泰緬鉄道(たいめんてつどう)の建設・・・
この鉄道の建設が壮絶だったという「うわべだけの知識」は持っていたものの、改めてネットでこの鉄道の建設の歴史を見ると、本当に「うわべ」だけだったという認識をしました。
まさに、「死の鉄道」と呼ばれてしまった・・・過酷な労働、捕虜の強制労働・・・10万人近い死者を出した・・・
そこで、労働以上の過酷な拷問を受けたエリック・・・綺麗な奥さんを得て、素晴らしいウチに暮らしても、あの過去は拭えませんでした
精神的に窮地に追い込まれてしまったエリックですが、妻の存在は大きかったんですね・・・彼はあえて永瀬と向き合う選択をしました
エリックと永瀬の対面シーンはこちらも息を飲みましたね
お互い驚愕してましたが、大人の対応を取りながらも、自分の思いを思いっきりぶつけたエリック・・・
この行動があったから、永瀬と理解を深められたのでしょう・・・
決して「友情」という括られ方とも違う、なんとも言えない2人の「通じ合い」を知ることが出来て、そして、一つの重たい歴史を深く知ることができて良かったです。
ちゅうことで、控えめな妻・・・といいながら、やはりニコール・キッドマンは目立ちます・・・で75点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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