半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『僕は、線を描く』を観ました。

2023-07-22 03:00:00 | えいがかんしょうの部屋
大学生の青山霜介(横浜流星)はアルバイト先の絵画展設営現場で運命の出会いを果たす。
白と黒だけで表現された【水墨画】が霜介の前に色鮮やかに拡がる。
深い悲しみに包まれていた霜介の世界が、変わる。
巨匠・篠田湖山(三浦友和)に声をかけられ【水墨画】を学び始める霜介。
【水墨画】は筆先から生み出す「線」のみで描かれる芸術。描くのは「命」。
霜介は初めての【水墨画】に戸惑いながらもその世界に魅了されていく――
(公式サイトより)

 霜介って、最初っから「影」がアリアリしちゃって、見始めて、こっちも気分がゲンナリしちゃってました
しかし、解説の通り、水墨画と「運命の出会い」を果たします・・・と、観ているこちらも「運命の出会い」でしたね
水墨画ってのはもちろん知ってましたが、知識が全く無かった俺でしたね。
白と黒だけの表現ってものなんだけど、濃淡をつけたり、「かすれ」を使ったりと、奥が深いこと深いこと
清原果耶さん演ずる千瑛が教えてくれた「竹」の表現とか、その「竹」を含めた、「四君子」という言葉・・・うなっちゃいましたね
そして、湖山先生や湖峰先生が描くシーンに、ただただ魅了されちゃいます・・・「動き」と「力」を感じます
こんな部分に圧倒されちゃって・・・物語は申し訳ないですが、あまり印象が残りませんでした。
霜介の暗い「過去」からの脱出、「愛」ほどではなく「認め合う」霜介と千瑛、千瑛と湖山先生の「父子の想い」・・・色々散りばめられているのは分かりましたが、どれも、入り込むような展開は無かったです。
評論家・翠山の存在もカキ回してくれそうだったけど、最初以降はおとなしかったし・・・
「お笑い」にも振れるし、「(ライバルとの)戦い」にも振れるし、なんなら、「恋愛」にも触れるけど、どこにも振らなくて、「水墨画の魅力」に集中したのかな?
俺はそれで良いと思いますけど
ちゅうことで、エンディングの「水墨画スクロール」も超良かった・・・で65点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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