半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『眉山』を観ました。

2008-06-27 07:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 東京で働く咲子(松嶋菜々子)は、病気になった母・龍子(宮本信子)の看病をするため、故郷・徳島に向かう。龍子は、ひとり娘の咲子に何一つ相談することなく身勝手に生きてきた。そんな身勝手な母に寂しさとわだかまりを抱えていた咲子は、担当医から母が末期ガンということを知らされ…(公式サイトより)

 さだまさしのベストセラー小説だそうです。小説も書かれるんですねぇ
 ちょっと冷徹なOLである咲子、そんな彼女もあっけに取られるくらい、母・龍子はかなりアクの強い女性です
でも、なんだか格好良いんですよね。龍子さん
近所の人々、そして一緒に入院している患者さんたちが集まるのもうなずける女性です
(ま、俺が単純に宮本信子好きって加点もあるんでしょうが
自由奔放な龍子に対して、周囲は集まっても、一人娘の咲子にとっては納得行かない「母親」であります
そりゃそうですよね。いつもフリ回されてるし、父親の事を隠してるし、自分が大人になっても接し方を変えてくれない親って、ちょっとねぇ…
 ただ、ガンと戦う龍子を看病しつつ、少しずつ分かってくる母親の真実を自分から求めていく咲子の姿は、なんか愛おしいですね
(これは、多分に松嶋菜々子ってところもあるかも
そんなこんなで終盤になり、この映画の最大の見せ場である、「徳島阿波踊り」
このイベント自体、(生で観たことは無いのですが)圧倒的な存在であり、物凄い迫力です
その大きな祭りの中で始まる、静かな、そして暖かい母子の絆、恋人との再会
この一見アンバランスなシーンが、結構ジーンときましたねぇ
後から聞きましたが、このラストシーンをクランクインで撮ったそうで…
役者さんも大変だなぁ・・・と
ちゅうことで、最後の手紙はバレバレだけど泣かせるねぇで70点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません


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