半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『第9地区』を観ました。

2011-03-06 06:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 南アフリカ上空に突如現れた正体不明の宇宙船。
襲いかかることもなく、難民として降り立った「彼ら」との共同生活はそこから始まった。それから28年後、増え続ける犯罪に市民と「彼ら」の争いは絶えず、共同居住区「第9地区」はスラムと化していた。超国家機関MNUは、彼らを強制収容所に移住させる計画を立て、ヴィカスという男にその任務を託す。彼は立ち退きの通達をして回るうち、知らずに人間と「彼ら」の歴史を変える大事件の引き金をひいてしまう。
公式サイトより)

 これ、観たかったんです
映画のポスターからして、興味深かったし、イントロダクションを読んだだけでも、今までのエイリアン物とは違ってましたし
まず、エイリアンは、「難民」。ここから始まる奇妙な「共同生活」なんてところに着目している点が良いですね
28年後のこの場所も、確かに問題は山積みなんだけど、「板についている」感が強いのも、なんだか凄いです。
マフィアがいたり、闇販売があったり、どっちかというと、悪い行動しているのは人間のほうという点もなんだかリアルかも
ヴィカスの災いが一つの起点となるんだけど、そこから出てくるのが、殆ど「人間の素性」というのがねぇ・・・
確かにここは「人間のホームグラウンド」なんだけど、この作品観ていると、人間が嫌になりますね
ヴィカスは、そんな人間と相対する立場になるワケだけど、全面的にすぐエイリアン側につくわけでもなく、あくまで「人間に戻りたい」と行動している点も哀しいですなぁ。
そんなこんなで、話そのものが興味尽きない、特殊効果も(若干控えめだけど)良し・・・
そして、強制収容地区である第10地区で、まだ「彼ら」との生活が続いているエンディングも、色々と考えさせられるよね
ちゅうことで、SF映画としてストライク、続編希望で90点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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