半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『凪待ち』を観ました。

2020-10-31 03:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 毎日をふらふらと無為に過ごしていた郁男(香取慎吾)は、恋人の亜弓(西田尚美)とその娘・美波(恒松祐里)と共に彼女の故郷、石巻で再出発しようとする。少しずつ平穏を取り戻しつつあるかのように見えた暮らしだったが、小さな綻びが積み重なり、やがて取り返しのつかないことが起きてしまう―。ある夜、亜弓から激しく罵られた郁男は、亜弓を車から下ろしてしまう。そのあと、亜弓は何者かに殺害された。恋人を殺された挙句、同僚からも疑われる郁男。次々と襲い掛かる絶望な状況から、郁男は次第に自暴自棄になっていく――。
(公式サイトより)

 香取慎吾さん主演作って、めちゃ久しぶりです
さてさて、どんな主人公なのかと思いましたが・・・まあ、一言で言いきってしまうと「最低なクズ男」でした
俺はギャンブルをほぼやらないので、あんだけ依存しちゃうというのは、考えられないし、嫌悪感すら抱きます。
亜弓は、どーして彼と付き合いだしたのか どーして彼の行動を許容してきたのか そちらも理解できず・・・
結婚まで至らなかったのは、ひっかかるモノがあった・・・というより、震災の影響もあったのかも知れません。
石巻、亜弓のホームグラウンドで慣れない生活、馴染めない人々の中で、またもやギャンブルに手を染めてしまう郁男。
なんだかんだ言って、お互いの心に「何か」が溜まっていたんでしょうね・・・車の中の喧嘩勃発・・・あそこから、まさか亜弓が殺害されちゃう展開になろうとは・・・
その事件が解明に向かうシーンは少なく、ひたすらその後も、郁男のダラダラが続きます。
亜弓のへそくり、亜弓の父親の船を売ったお金も・・・
全編の9割はそんなシーンだったと思います。呆れて、腹立って、眠気もぶっ飛びました
彼を必死にかばって、立ち直らせようとした小野寺が、あんな立場だったのはビックリしちゃいましたし、ヤXザと話を簡単につけられる亜弓の父親の存在もビックリです。
・・・が、あくまで主人公は郁男、自ら「最低な男」と気付いている彼が、ラストを機に立ち直っていくのか・・・それは分からないっす
ちゅうことで、エンドスクロールの海底のシーンを見た限り、石巻も、郁男もまだまだ深刻なんだというメッセージと受け取りました・・・で50点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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