半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『ザブングルグラフィティ/ドキュメント 太陽の牙ダグラム』を観ました。

2006-11-18 21:31:44 | あにめ&ひーろーの部屋
 2つの作品を一気に語るってのは、この作品知ってる人は分かりますよね
この2作品はどちらもアニメブーム後期?に、TVシリーズとしてスタートしたサンライズの作品。それが、ブームの波に便乗して再編集し、劇場用に公開された2本立ての作品でした。1983年だってさ 23年前に観に行った作品がCATVでやってたんで、思わず観てしまいました
『ザブングルグラフィティ』
 1982年に全50話でオンエアされた『戦闘メカ ザブングル』。富野由悠季監督が劇場版ガンダムの次に監督した作品。
とはいえ、内容といえば、ドタバタの西部劇風コメディ 当時見てても、「おいおい」とか、「んわワケねーだろ」って突っ込みを入れてました
でも、それがこの作品の魅力、ガンダムやイデオンなどのシリアスな作品とは完全に離れているところが妙に納得できる作品。
最大の魅力は、メカではなく、強烈な個性を持つ登場人物達 敵でも憎めないし、皆、活き活きしてるのが、本当に清清しいです
劇場用ポスターにあった、キャッチフレーズ『君は走るか? 俺たちゃ走る』ってのが、今でも心に残ってます。
テーマ曲もノリノリですし、ホント、明るくなれるなあ
劇場用編集そのものは、もうファンしか分からないというハチャメチャなつなぎ方で、ま、これも愛嬌かな
『ドキュメント 太陽の牙ダグラム』
 こちらは1981年から、何と約1.5年、全75話でオンエアされた作品。アニメブーム只中とはいえ、政治・革命をテーマにしたこの作品は、当時としてはかなり地味で、かつ長かったんで、周囲の友人でも、観てた人は少なかった
俺としては、出てくるメカが、兵器として描かれていてストライクだったんで、テーマはそっちのけで、とにかく観続けてたんだよね
プラモデルも買っては、自分でカスタマイズしてたっけ・・・
ザブングルとは全くベクトルの違う暗い作品だけど、今観ると、かなり重厚な物語であることに感心します
革命・独立という目標を掲げた人達の生き様、そしてその長達の政治の駆け引き、陰謀、策略・・・そしてその中心のカシム家の運命・・・ こ、これは面白い
正直、今の子供にもウケない世界でしょうが、これがこの作品の魅力ですね。
(子供に受けなくて、よく75話も続けられたなあと、当時も思ってた)
長い長いTVシリーズを、格好良く、そして上手く編集してるんで、知らない人でもまあまあ観れるんじゃないかなあ
最後のダグラム自爆、そして一瞬の静寂の後に流れる、あの重厚なオープニングのイントロが、当時も今も、震えました

ちゅうことで、「チョロQダグラム」って作品も同時上映だったなあ・・・で75点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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