半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-』を観ました。

2013-02-25 05:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 20世紀末、世界中の国家を敵にまわしたイラクの独裁者サダム・フセイン。彼には、タブー視されていた息子がいた。「狂気の申し子」と悪名高く<ブラック・プリンス>と呼ばれた長男、ウダイ・フセイン。
そのウダイに、顔が似ているという理由で選ばれ、家族の命と引き換えにウダイの影武者を引き受けることになった男がいた。
男の名はラティフ・ヤヒア。整形手術と付け歯、徹底した所作訓練でウダイに酷似させられたラティフは、ウダイを生きることを強いられ、「サダムの息子が前線にいる」というパフォーマンスのためにと、戦火の地にさえも送られた・・・
公式サイトより)

 どうですか 冒頭の解説で興味持ちますよ・・・ね
この作品は、フィクションではなく、実際に影武者を強いられる人生を送ったラティフ自身の自伝を映画化したという事です・・・スゴイですよね
とにかく、「狂気の申し子」ウダイの行動がすごすぎます
フェラーリを乗り回し、毎晩酒と薬と女で遊びまくり、気に入らない奴は残虐非道な手で殺しまくる・・・後で公式サイトで知りましたが、「映画に適さないくらいの話もあった」とか・・・どんだけ狂っているのか・・・
そんな彼の影武者に任命されてしまったラティフ・・・家族を愛する彼が、家族を盾にとられてしまっている状態では、従うしか無いですよね・・・ツライ
でも、彼はどんなに目の前で狂気染みた行動をとられても、「自分」を失わなかったですね、強いです
絶望的な状況でも、彼はウダイから逃げる決心をします。その決心の一つに、父親との電話での会話がありました・・・ラティフも強いけど、この強さ、この父親から教わったのでしょう・・・
正直、勝ち目の無い逃走劇ではありましたが、決しておれなかった彼だから、こういった結末になったのでしょう
ウダイとラティフ、対照的な2人を演じたドミニク・クーパーの強い演技にも圧倒されました。実在のラティフと深く会話したという点も納得です
ちゅうことで、この作品のフセインは「真面目なお父さん」ではありました・・・で75点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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