半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『長い言い訳』を観ました。

2021-02-13 03:30:00 | えいがかんしょうの部屋
 人気作家の津村啓こと衣笠幸夫(きぬがささちお)(本木雅弘)は、妻(深津絵里)が旅先で不慮の事故に遭い、親友とともに亡くなったと知らせを受ける。その時不倫相手と密会していた幸夫は、世間に対して悲劇の主人公を装うことしかできない。そんなある日、妻の親友の遺族―トラック運転手の夫・陽一(竹原ピストル)とその子供たちに出会った幸夫は、ふとした思いつきから幼い彼らの世話を買って出る。保育園に通う灯(あかり)と、妹の世話のため中学受験を諦めようとしていた兄の真平。子どもを持たない幸夫は、誰かのために生きる幸せを初めて知り、虚しかった毎日が輝き出すのだが・・・
(asmik公式サイトより)
 鑑賞前に主人公の名前でひっかかっていましたが、本編で、本人もひっかかってましたね そりゃあ我々の年代だったら、唯一無二の名前ですもんね
そんな名前の話は冒頭だけ。若干トゲがある会話をしていた妻も、あっという間に事故死しちゃいました
幸夫にとってみて、妻の存在は何だったんでしょうね・・・その後のグダグダ生活は、「喪失感」とも違うし、かといって、当然、「爽快感」にもなり得ない。でも、確実に分かったのは、「独りぼっち」になったって事
そんな彼が、変な縁で、陽一と接点を持ち、彼の子供達の「お守」を買って出る。この心境も何なのか やはり「独りぼっち」から脱却したかった、人と接したかったからかなぁ
最初こそギクシャクしてたものの、次第に子供達にも好かれるし、子供達も(いつまでも閉じこもってる)父親とは違う、貴重な「大人」だったみたいです
幸夫からしてみれば、いい感じで「光」が見えたのですが・・・
その「光」に対する、心の「闇」というものは、かなり強かったんですね
同じく「光」の見えた陽一の家族と迎えた灯ちゃんの誕生日でのシーンは、正直、唖然・・・を超えて、かなり腹立たしかったっす
序盤から中盤に全く描かれていなかった彼の職業(執筆)、終盤、出版記念でのシーンを見た限り、闇は晴れたっぽいけど、彼にとっては「執筆活動」をしたことが救われたの 
それとも、陽一、そして彼の子供達との交流が、やっと実を結んだの
ちょっとその辺がしっくり来なかったです
ちゅうことで、「ちゃぷちゃぷローリー」の曲が妙に頭に残ってる・・・で、55点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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