半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『無伴奏』を観ました。

2019-02-03 05:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 1969年、反戦運動や全共闘運動が起きていた激動の時代。高校3年生の野間響子は、親友と制服廃止闘争委員会を結成し、革命を訴えシュプレヒコールをあげる日々をおくりながらも、実はベトナムにも安保にも沖縄にも強い想いがあるわけではなく、学園闘争を真似しているだけの自分に嫌気がさしていた。そんなある日、響子は、親友に連れられて入ったバロック喫茶「無伴奏」で、フランクだがどこか捉えどころのない大学生・渉と、渉の親友・祐之介、祐之介の恋人・エマの3人に出会う。「無伴奏」で会って話をするうちに、いつしか響子は渉に惹かれていく。初めてのキス、初めてのセックス。“革命”以上に刺激的な恋の魔力に響子が囚われていたある日、思いもよらない衝撃的な事件が起こる――。
公式サイトより)

 直木賞作家・小池真理子の半自叙伝小説の実写化だそうです
「半自叙伝」っていうのは、自分を綴った物語だけど、少し色をつけている・・・という感じなのでしょうか
1969年、おれが生まれた直後くらいからの時代って、激動という言葉だけは聞いてましたが、「制服廃止闘争委員」・・・すごい反抗動機ですね
次のシーンは、一転してバロック喫茶・・・この言葉も聞いた事がある程度です。皆で音楽を聞き入るという喫茶店ってのも凄いなぁ
そんな時代背景で、主人公響子が惹かれていく渉・・・この男も、なんだか不思議な奴です。
チャラそうだったけど、実際にはそーじゃない・・・だけど、響子に対してはやたらオープンです・・・彼も何だかんだいって一目惚れだったのかな
この2人、そして友人たちの、細かい話が、かなり延々と続いていました・・・正直、眠くなったのは確かです
響子としては、様々な出来事を「受け止める」状況でしたね。一つ一つのシーン、そして人(父親など)に対する響子の表情がとっても印象的でした
極めつけは、あの雷轟く嵐の日の「あれ」ですか・・・
確かに、話のながれの中で、祐之介の存在は少し「不気味」ではありましたが、あんな展開は、かなり唐突のように思えました
結局、この時代、そしてそこで生きる響子、渉、そして祐之介・・・どの人にも、何故か「近さ」を感じない今の俺ですが、この時代が青春だった人にとっては、感情移入できるのかな
ちゅうことで、成海璃子さんのこういった演技は初めて観ました・・・で、40点
※あくまで個人的主観ですので気分害されましたら申し訳ありません

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