半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『鑑定士と顔のない依頼人』を観ました。

2015-04-29 04:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 物語の始まりは、ある鑑定依頼。引き受けたのは、天才的鑑定眼をもち、世界中の美術品を仕切る一流鑑定士にして、オークショニアのヴァージル・オールドマン。
それは、資産家の両親が亡くなり、屋敷に遺された絵画や家具を査定してほしいという若い女性からの、ごくありふれた依頼のはずだった。
ところが──依頼人は嘘の口実を重ねて決して姿を現さない。ヴァージルは不信感を抱くも、屋敷の床にもしそれが本物なら歴史的発見となる、ある美術品の“一部”を見つけ、手を引けなくなる。やがて、彼女が屋敷の隠し部屋で暮らしていることを突き止めたヴァージル。
決して部屋から出てこない彼女と壁ごしのやり取りを重ね、我慢できずに姿を覗き見たヴァージルは、美しいその姿にどうしようもなく惹かれていく。ところが、ある日、彼女が忽然と姿を消す─。
果たして奇妙な鑑定依頼の本当の目的とは?ヴァージルの鑑定眼は本物か、節穴か?
謎はまだ、入口に過ぎなかった──。
公式サイトより)

 「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督・脚本、音楽がエンリオ・モリコーネと聞いたら、チェックせずにいられませんよね
タイトルがワケ分からず観始めましたが、まず最初にミステリーな雰囲気に惹きこまれました
ヴァージルは一流の鑑定士なれど、実は裏でビリーと手を組んで、高級絵画をコレクションしている状況。そんな彼に依頼をする「顔のない依頼人」クレアの存在が謎めいてて・・・
外の世界をシャットダウンし、人に姿を見せないクレアを不信に思い、思わず隠れながら姿を見ようとするヴァージルのシーンは、こっちもドキドキしました
ミステリーの次は、(姿を見せた)クレアとヴァージルの「心情」に惹きこまれました
クレアの不思議な魅力に、ヴァージルどころか、俺までも、次第に心を奪われていましたね。確実に
ヴァージルが暴漢に襲われ、外に出ることのなかったクレアが一大決心をするシーンは、最高潮でした
これでクレアとヴァージルは完全に心を通わせ、ヴァージルは自分の本当の姿、そして今までの絵画コレクションをクレアに見せて、彼女との生活とオークショニアを引退する決心をしました
これでめでたしめでたし・・・と思いきや!!
へぇーーーーーっ! こんな展開が待っていたとは
最高潮の後、静かに余韻に浸っていた俺は、またもや強烈に惹きこまれてしましました
観終わった後、ナビゲーターの方のコメントを聞いて、繋がっていなかった「謎」もつながり・・・ビックリです
これは面白い もう一度見たら、違って面白味があるでしょう(シックス・センスのような・・・)
ちゅうことで、ここまで展開変わると、ヴァージルの逆襲もあるのかと勘繰った・・・で90点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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