半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『水曜日が消えた』を観ました。

2021-04-10 04:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 幼い頃の交通事故をきっかけに、ひとつの身体の中で曜日ごとに入れ替わる“7人の僕”(中村倫也)。性格も個性も異なる7人は、不便ではあるが、平穏に暮らしていた。各曜日の名前で呼び合う彼らの中でも、“火曜日”は一番地味で退屈な存在。家の掃除、荷物の受け取り、通院、、、他の曜日に何かと押し付けられて、いつも損な役回り。今日も“火曜日”はいつも通り単調な一日を終えると、また一週間後に備えて、ベッドに入る。
それは突然やってきた。“火曜日”が朝目を覚ますと、周囲の様子がいつもと違うことに気付く。見慣れないTV番組、初めて聞く緑道の音楽…そう、“水曜日”が消えたのだ。
水曜日を謳歌する“火曜日”だったが、その日常は徐々に驚きと恐怖に変わっていく。残された“火曜日”はどうなってしまうのか―。
(公式サイトより)
 録画はしてみたものの、このタイトルでは何も予想できない・・・って感じで見始めました。
交通事故みたいなシーンはあったものの、特にそこを深堀することなく、「僕」は起きました。隣に女性が起きてたのは、俺もビックリしましたが
女性と寝た記憶もないし、片付けしてないのが自分なのに、そこに不満たらしてて、なんだか良く分からない人だなぁ・・・と思ったら、タオルや着替え、歯ブラシが7色で並べられてて、仕分けしている・・・
やっと多重人格ってのが分かりました。遅いっすね、俺
7人の人格が、それぞれの曜日で担当している・・・これは面白そうだ
一応の主人公は、そのうちの「火曜日」クン。自身もつぶやいているけど、確かに俺にとっても、火曜日ってのは、一番退屈な日かも知れません
つまらない日々を過ごしていた火曜日が、ある日、水曜日に起床した
前日である月曜日の行動は良く分かっているけど、直後の水曜日なんか、一番縁遠い存在だから、「火曜日」クンは、ワクワクが止まりませんね
特に、ずっと閉まってて入れなかった図書館に入れた。しかも、そこで働いている瑞野が、超好み
水曜日に出現したいと、ガムシャラに行動している「火曜日」クンが可愛いです
また、どの曜日にも精通している一ノ瀬の「観察眼」が鋭すぎて、こちらも脅威っす
コメディチックに話は進んでましたが、中盤から、何やら雰囲気が変わってきます。
「人格が他の人格を食う」って感じでしょうか 純粋に行動していた「火曜日」クンですが、確かに「水曜日」クンを食っている行動でしたもんね。
「火曜日」クンにとって、難敵だった「月曜日」クンが日曜日を始め、どんどん侵食しているとは・・・
よくよく考えると、とっても怖いハナシです
あの病院や、一ノ瀬の存在も明らかになって、ホラーには至らなくて、いい感じでラストを迎えられたけど・・・
発想は面白いし、様々なテイストを見せてくれた作品でしたね。お腹いっぱい
ちゅうことで、月曜日の日常行動を「外伝」で作ったくれたら、こちらは立派なホラーになりそう・・・で、70点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
コメント
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