香りと時間と

近くの商店街に買い物に行ったら、あら・・・　

ふわぁっとわたしを囲む香りに、突然涙がじわっときてしまった。

そうなんだ、もう秋になったんだって。　

今まではカレンダーが捲られていくことで、何となく季節が変ったような気になっていた。

なんだか分からない繰り返しの中で、日差しが変り風が変わり・・　

でも今一つ新鮮に感じきれないまま、最近まできてしまった気がする。

あの三月からの時間の過ぎ方は、やはり特別な感じだった気がする。

それがあの香りで一気に、物凄く一気に、秋まで引き込まれてしまった。

うわぁ、もう秋なんだ、秋だったんだ。　って、

ここ数カ月の時間や季節が洪水のようにリアルにわたしの中に入ってきて実感になった。

そしたら、、、　もう秋って思ったら、、、　　なんか涙こぼれそうになった。