ニイハオ! 我的朋友!

中国留学生活を綴ったのがこのブログのはじまり
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"わたしのお宝"

2016-01-12 | ● 芸術 文化 映画 音楽 本

みんな自分のお宝ってないかな? 

他人から見たらどうでもいい様なものでも、自分にとってはお宝だったり。

わたしも何個かあるお宝のうちの一つが、これだ! 祖父のオーバーコート 

少なくても50年は経てる代物だ。 

着る人がいなくなったオーバーは、実家で只のごみのような古着でしかない扱いだった。 それをもらってきて、今はわたしの洋服ダンスの中でひっそりと佇んでる。

何故にお宝か!? それはわたし的には相当価値があると思われるからだ。

以前、わたしがとても小さいこどもの頃、家では羊を飼っていた。 ある時期になると羊たちは毛をかられ、ほっそりしたちょっとかわいそうな姿になっていた覚えがある、うっすらと。 

このオーバーはその羊たちの毛でできているのだ。  かられた毛は布に織られ染色され(どっちが先だ?)、このように祖父にピッタリのオーダーのオーバーに仕立てられた。

羊を育てる事から出発し、これが出来上がった! なんてすごいんだろう と、わたしは思ってしまう。 だから、粗末に扱うことがどうしてもできなかった。 とはいえ、誰かが着る訳でもないのだけれど。 あくまでお宝扱いだ。 

 

細かい所を見ると感心(感動?)することばかり! この縫製、なんと丁寧なんだろう!と思わないではいられない。 仕立て職人さんの技。 

 

ここにも驚いた! オーバーのポケットの袋の部分が別珍でできている。 これを着るのは寒い時期だ、手を入れた時に温かいようにと心配りされているんだろうと思う。 こんな一つひとつに昔の職人さんの凄さを感じてしまう。 

 

わたしはこういうものにこころ惹かれてしまう。 

一点に込められた、職人さんの磨き上げた技だとか、歴史だとか気持ちだとか・・・ 

 

 

久しぶりに新たなお宝ひとつ増えそう。  

誕生日プレゼントにどうですか? といわれた感じ。(と、勝手に思ってるけど)  

十年近く前になるかな、テレビの特集見て「欲しい!!」と思ったもの。 でもその時代、思い切って買える余裕がなかった。 だから、いつか手に入れたいと思ったけれど、そのまま、忘れていた。 そのうち作者の職人さんが亡くなったと知り、、あぁ もうだめだ って。

それがいろんな偶然の元、手に入れることができた!(今のところ、まだだけど)  

ドキドキ、わくわくだよ~


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