本日は月曜日で普通の仕事日。日中はぽかぽか陽気と言って良いくらいの気温でした。相変わらず通勤途中の駅は海外からの観光客でごった返しています。
矢野健太郎氏のリーマン幾何学入門の本の何度目かのトライ中です。まずは各種曲率の理解で、その先はゲージ理論に向かうと面白いので、そちらの参考書も物色中です。
分子や結晶中で、電子やリチウム・ナトリウムなどの陽イオンが飛び回っているのに、いわゆるシンクロトロン放射光が出ない理由、が分かれば今のところ満点です。物性の計算で重要なので、とっくにどこかですっきり解説されている気もしますが。
周辺は乱読状態です。間違って「リーマン面」の格調高い数学教科書を見てしまいました。今となっては何となく読むことができて、慣れというのは恐ろしいものです。おそらく写像というか関数自身はそんなに難しいのは想定されておらず、定義域と値域の空間がややこしくなっていて、しかし具体例に乏しく、具体的数値計算によるグラフ系はちっとも出てこないので応用先は私の想像の範囲内だけです。何とかなりませんか。
群論と物理学の本はなかなか良い調子で、ただし量子色力学の所で急にトーンダウンしてしまいました。三色の電荷みたいなものなので、もう少し突っ込んで欲しかったですが、おそらく難解になるのだと想像しました。
とても古い、FORTRANで数式処理の本を眺めてみました。こちらはアルゴリズムというよりは数学的話題が面白いらしいです。時間があれば精査したいです。
終盤になってLISP 1.5が出てきて、どうやら操縦に苦労したのか、あるいは当時ですからメモリが全然足りなくて満足した結果が得られなかったのか、簡単な紹介でした。
LISP 1.5ですから、純LISPとかマッカーシーの条件式とかの初期の実現例です。手探り状態の中で、やっと実用化にこぎ着けた段階で、今見てもなかなかの難物と思います。
今、LISPをやるなら、もちろんCommon LISPが絶対的にお勧めです。現代風にこなれていて、文法部分で困難を感じることは無いはずです。こちらで慣れてからLISP 1.5を見ると、先人がいかに努力し工夫したかが分かると思います。