ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

憲法九条をあらためて守らなければならない

2006-07-22 | 政治
映画「日本国憲法」を見た。アメリカ人のジャン・ユンカーマン監督が作った日本国憲法の映画。

 改憲問題を議論する時に、われわれは日本のことだけを考えていることが多い。圧倒的な人たちはそうなんじゃないか。しかし、アメリカ人の目で日本の憲法状況を見てみるとどうだろうか。そう言う目で見てみたら日本の憲法がこんな風に見えるのだ。よく考えてみると確かにそうだ。

 靖国神社への公務員の参拝は、日本の問題だと思っている人が多い。たしかに日本の憲法に違反しているかどうかは大事な観点だ。しかし、アジアの人たちから見た靖国参拝は決して日本の内部の問題ではない。これは中国や韓国の人たちの反応を見て、初めて知る人も多いに違いない。それでも「内政干渉だ」などとまだ分からない人も多い。

 憲法改正問題もそのような観点から見る必要があることをこの映画はよく教えてくれる。私もこの映画を観てあらためてその観点が重要であることを理解した。映画の中で言っているように、日本の東南アジアへの侵略戦争を日本は謝罪していないのではないか?という疑問に答えるのは、憲法九条である。日本は二度と侵略をしない。そのために武力による紛争解決をしない。だから軍隊を持たない。これが憲法九条である。アジアの人たちが日本が戦争に負けた時に、日本の天皇制の存続を許し、日本人の戦争犯罪の多くを特赦で許したのは、日本が憲法九条を作ったからだ。その九条を変えて軍隊を持つとしたら、アジアの人たちは日本を許さないだろう。ドイツと違って日本は真摯に侵略戦争を反省しているとは思えないからだ。それが小泉首相の靖国神社への公式参拝がはっきりと証明している。

 憲法を改変してはならない。九条を変えて軍隊を大手を振って持つ時は、日本の平和と安全も無くす時だ。

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
初めまして (yuki)
2006-07-23 05:52:29
ブログ拝見しました。

広大な雨竜沼湿原はスケールが違いますね。

砂川あたりまでは二年に一度ぐらい行っています。連れの実家は浦臼ですから。

今後とも宜しく!

返信する

コメントを投稿