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すばらしい雨竜沼湿原の自然4-ヒメザゼンソウ-

2006-07-24 | 花と自然
雨竜沼湿原の出口から暑寒別岳の登山道が始まる。登り口にオオバナノエンレイソウとシラネアオイの花が咲いている。きつい登りが始まり、ネマガリダケの道を汗を流しながら登る。

 登山道には立派なネマガリダケが密生している。タケノコ狩りに来る人が多かったのもうなずける。しかし、今は特別保護区になり、いっさいの植物採集が禁止されている。それでも盗みにくる人たちがいるらしい。タケノコ狩りにきて遭難する人がいる。

 登山道の両側のネマガリダケの隙間に、ヒメザゼンソウの葉が見える。根元を探してみると、やはり今ヒメザゼンソウの花が咲いている(写真)。地味で目立たない花だが、この時期に花をつけ、実は翌年まで続くという。そばに咲いているエンレイソウの花も同じような黒紫色だ。歩いていると今度はオクエゾサイシンが目立たない黒紫色の花を地面の近くに咲かせている。ツバメオモトの白い花が少し残っているが、ほとんどは散り去って、まだ青い実をつけている。

 登るほどに天候が良くなってきた。雨はもう降り止んで、雲も少し高くなってきた。いくつか頂上かと思わせるこぶを越えて南暑寒別岳はまもなくだ。

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