学術会議が推薦した会員候補を任命しなかったことは、学問の自由とはどこをどう考えても関係ないと言い放った菅首相。これで首相の頭の回路はどこをどう考えても切れているとしか言いようがない。次々と発表される学会や学術団体の抗議声明には、はっきりと学問の自由への政治介入であると述べている。学者が言っていることと首相が言っていることがここまで正反対であるのは、よほど首相の頭の回路がおかしいとしか言えない。副大臣が俯瞰的な見方が出来る人が必要と言っているが、それでは任命を拒否された6名は俯瞰的な見方ができないという証拠はどこで見つけたのか。要するに政府の政策に反対することは俯瞰的でないというまったく論理に欠けることを菅政権はやってしまったのだ。首相の器でなかったのがはっきりした。
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