河野太郎外務大臣の国会答弁を聞いて驚いた。共産党の小池晃議員の質問に、まともに答えようとしない。河野太郎氏は、かつて「日米地位協定を見直す国会議員の会」の幹事長をやっていた。その彼が、日米地位協定について見直す気があるか問われると、官僚の書いた答弁「一つ一つの事案についてもっとも適切と考えられる解決を求めていく」と答えるばかり。何を聞かれてもそれを繰り返す。質問に答えようとしない。それでも日本は主権国家なのだろうか。ドイツやイタリア、韓国などは地位協定で自国による米軍基地への立ち入り調査権を地位協定で認めさせている。日本だけがこんな植民地状態を続けているが、それを屈辱とも感じない安倍政権と自民党。日米地位協定をもっと平等な協定に変えていく努力をすることこそ、小池議員が言うとおり、「戦後レジームからの脱却」なのだ。安倍内閣に入閣したとたん、それまでの脱原発の主張もかなぐり捨て、日米地位協定の改訂の主張も忘れたふりをする。情けない。それでも河野洋平の息子なのか。安倍首相やアメリカにべったりと寄り添い、自分の主張すらなくしてしまう。それが自民党の政治家の姿なのだとしたら、自民党は売国政党と言われても不思議ではない。多くが自民党の知事で構成された全国知事会でさえ、全員一致で日米地位協定を変えて欲しいと声明を出している。売国奴の政府は、いずれ国民に仕返しを受けるだろう。
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