しばらく山を歩いていない。その代わり海へ出かけた。明石大橋を渡って、淡路島の海を見てきた。淡路島で大きな地震があった直後のことである。あの地震があって、そういえば昔、阪神淡路大震災があったことを思い出した。あのとき、私は北海道にいたので、阪神淡路大震災を身を以て経験していない。そこであまり地震のことを考えていなかった。あのときの北海道は、釧路沖地震、東方沖地震、日本海地震と続けさまに震度5以上の大地震を経験していたので、その直後に起こった阪神淡路大震災も、一連の地震の連鎖の一つとしか思わなかったから、被害の大きさにもかかわらず、あまり自分の身に引きつけて考えられなかったのだろう。なにしろ、あの年は、家が壊れるかと思う地震が一年のうちに3度もおこったのだから。
淡路島へは、車で渡った。ちょうど3連休だったので、阪神地方の高速道路は渋滞が続き、淡路島へ渡る明石大橋に掛かったのは、もう昼をかなり回っていた。渋滞無くスムーズに走れば、京都から目的地の南あわじ市までは、2時間強で到着できるはずだが、休日に動くしか無い私の場合は、渋滞を覚悟で片道3時間半は覚悟しなければいけない。日帰りだったので、往復だけでも7時間かかる。現地でゆっくりできるのはほんの1~2時間しか無い。これは車で行っても、バスで行っても同じ事だ。現地での動きを考えると、来るまで行く方が良いことになる。
淡路島は、今年の初めにも行った。もっともこれは仕事だったが。仕事にしろ遊びにしろ、淡路島へ渡ったのは、今年が実に初めてだった。瀬戸内海のもっとも大きい島なのに、来たことが無いというのも不思議な感じがする。淡路島は人の動きのメインルートから外れていたのだ。今でも、明石―徳島の架橋がなければ、淡路島へ来ようとは思わないかもしれない。それほど、淡路島の存在感は私にとって薄かった。しかし、海を見ようと思ったとき、京都から行ける海として思いつくのは、京都府の日本海側の舞や天橋立付近か、和歌山県の白浜くらいだ。この両方とも何度か出かけているので、どこか違う海へ行きたいと思ったときに、ようやく淡路島を思いついたと言うわけだ。
京都から行く海としては、もっとも近いのが大阪湾か神戸の海だが、どちらもコンクリートで固められた海しかない。そんな海には行きたくもない。釣りを楽しむならそんなコンクリートがあっても、気にならないかもしれないが、釣りを楽しむというのは、私の好まざるところだ。そうすると、近畿地方でもっとも近い海は、やはり淡路島と言うことになる。やっと気がついた。
しかし、行ってみて、淡路島の海はすっかり気に入った。とくに、南あわじ市の海は、西側の瀬戸内海側も、南の太平洋側も、美しい。慶野海岸の松林は、名勝にも指定されているだけあって、一見の価値がある。ただ、松林の周辺が開発され、松の痛みも激しい。徐々に松林が減少して、松の勢いも衰えているらしい。名勝の指定を取りやめるという話しも出ているらしい。地元の人は、もっとこの松原の貴重さを知った方が良いのではないか。
南側の太平洋側は、黒潮が直接入ってくることもあり、海の水は透明できれいだ。ここでいつかは是非とも潜ってみたいと思ったが、この日は時間が無い。しかも、吹上浜は遊泳禁止になっている。すぐ前が渦潮で有名な鳴門海峡なので、おそらく浜辺の近くも潮流が激しいのだろう。潜水できるところがあるかどうか分からないが、潜ってみたくなる海ではあった。
淡路島へは、車で渡った。ちょうど3連休だったので、阪神地方の高速道路は渋滞が続き、淡路島へ渡る明石大橋に掛かったのは、もう昼をかなり回っていた。渋滞無くスムーズに走れば、京都から目的地の南あわじ市までは、2時間強で到着できるはずだが、休日に動くしか無い私の場合は、渋滞を覚悟で片道3時間半は覚悟しなければいけない。日帰りだったので、往復だけでも7時間かかる。現地でゆっくりできるのはほんの1~2時間しか無い。これは車で行っても、バスで行っても同じ事だ。現地での動きを考えると、来るまで行く方が良いことになる。
淡路島は、今年の初めにも行った。もっともこれは仕事だったが。仕事にしろ遊びにしろ、淡路島へ渡ったのは、今年が実に初めてだった。瀬戸内海のもっとも大きい島なのに、来たことが無いというのも不思議な感じがする。淡路島は人の動きのメインルートから外れていたのだ。今でも、明石―徳島の架橋がなければ、淡路島へ来ようとは思わないかもしれない。それほど、淡路島の存在感は私にとって薄かった。しかし、海を見ようと思ったとき、京都から行ける海として思いつくのは、京都府の日本海側の舞や天橋立付近か、和歌山県の白浜くらいだ。この両方とも何度か出かけているので、どこか違う海へ行きたいと思ったときに、ようやく淡路島を思いついたと言うわけだ。
京都から行く海としては、もっとも近いのが大阪湾か神戸の海だが、どちらもコンクリートで固められた海しかない。そんな海には行きたくもない。釣りを楽しむならそんなコンクリートがあっても、気にならないかもしれないが、釣りを楽しむというのは、私の好まざるところだ。そうすると、近畿地方でもっとも近い海は、やはり淡路島と言うことになる。やっと気がついた。
しかし、行ってみて、淡路島の海はすっかり気に入った。とくに、南あわじ市の海は、西側の瀬戸内海側も、南の太平洋側も、美しい。慶野海岸の松林は、名勝にも指定されているだけあって、一見の価値がある。ただ、松林の周辺が開発され、松の痛みも激しい。徐々に松林が減少して、松の勢いも衰えているらしい。名勝の指定を取りやめるという話しも出ているらしい。地元の人は、もっとこの松原の貴重さを知った方が良いのではないか。
南側の太平洋側は、黒潮が直接入ってくることもあり、海の水は透明できれいだ。ここでいつかは是非とも潜ってみたいと思ったが、この日は時間が無い。しかも、吹上浜は遊泳禁止になっている。すぐ前が渦潮で有名な鳴門海峡なので、おそらく浜辺の近くも潮流が激しいのだろう。潜水できるところがあるかどうか分からないが、潜ってみたくなる海ではあった。
小さい頃、松山に住んでいましたが、四国に行くのは40年以上ぶりで、3泊4日で観光名所回りました。
あまり期待していなかったのですが、小豆島の穏やかな雰囲気がとても気に入りました。
日本には、小さな島がいくつもあり特に瀬戸内海は島だらけですが、島っていいなって思いました。
淡路島にも行ってみたくなりました。
私の高校時代に、本四架橋は四国のためにならないと言って、文化祭で架橋反対キャンペーンをしたことを思い出します。何十年も前の主張が、検証されたと思いますが、誰も架橋が悪いと賛成してくれる人はいませんでした。今でもかな?橋の無い小豆島は、まだ風情は残っているのでしょうね。淡路島でも自然はまだまだ残っています。観光客が日帰りになったのでかえって自然は残されたのかも? 昨日は、ホタルの鑑賞会が淡路島でありました。私は行けませんでしたが、自然は残っているのです。大事にしたいです。