「Law&Order」が好きだ!!(邪道にて)

海外ドラマ「Law&Order」が好きです。
とにかく叫びたいので、ブログに叫びます。

CI S2-19「盗まれた遺品」

2015-07-15 15:54:47 | ~CI S2
視聴後の感想は~率直な感想は~
「面白いんだが、もうクライム・サスペンスというよりは~」で御座います。
おぉ、やっと最後にケイトの事件が出てきたかぁって感じで(笑)

だから、マニアさん(控えめにいうと・笑)の華麗な趣味や
父息子の確執~とか、で見ると、これはとっても面白い。

まぁまぁ、ゴーレンの読み通りかよッ!な思いもありましたが
今回は、ゴーレンも笑顔でキャッキャッ(違うか)言っていたので
その可愛さに免じて…などという私…笑
でも、フェラーリGTOにキャッキャッ言っている姿は、
ロジャーを怒らせるためにわざと~ではないですよね。
本心から、興奮しているご様子で。

ここ、後から、カーバーまで加わり
2人で、高級車模型でキャッキャッ言っているのが、楽しい(笑)
以前本家で、プロ野球選手について、刑事コンビ(多分レニー&エド)が
興奮してはしゃいで、ヴァンに「もう、男はいつまでたっても」風に
言われていたシーンを思い出しましたよ。
ここでも「車ごっこ?」(byエイムズ)に言われております。
カーバーさん、いつもの知的豪腕なお姿は一体どこへ…(笑)

原題『Cherry Red』、なんでだろ?って思っていたら、
ロジャーの7台目のフェラーリGTO の色が…!!
そうか、これかぁ!象徴的に言っているのね、と納得納得。

Dennis Christophe、頑張ってくれました。
高級車たちが、連れ去られていく(違うか)時の
絶望感というか、未練タラタラというか、一種の屈辱感というか~。
フェラーリGTOをうっとり見つめる表情がぁ~。
ゴーレンに乗られてしまった時の「くそったれ!」風な表情がぁ~。
色んな表情が、クルクル…感情の変化がバッチリでしたね。

それと!
タイヤ痕で、高級車を特定するという、マニアなお兄さん。
ゴーレンの趣味のお友達、でしょうか?
科捜研のお兄さんとは思えないが…ベック君では、無理だったのかしら?(笑)
それで特定できるの?と驚きでしたが
どこから連れて来たゴーレン…?も驚きだった(笑)
でもエイムズともお知り合い風だったし…
勿論エイムズは、「もう勘弁して」風に見えましたが?(そうだよね?)

ゴーレン
「趣味を越えています。一生をかけた執着です」
「犯行動機は、車への病的な執着だ」

………
「該当者は全員自然死で、犯罪の可能性はなし」
「1人を除いて」
「ええ、しかも全員、遺言がない」
「…ロジャーには、パターンが。
 適度な資産があって、遺言のない人の死を待ち、遺産を横取りする。
 これを繰り返すだけで、他に何もしなかった。
 だがバチェルダー夫人は、唯一遺書を残し、唯一殺された」

特別な車、62年型フェラーリGTO。
これを得る必要があった。そしてこれを得るために、大金が必要だった。

今回、まぁ、クライム的にはどうよ?と思いました。
と、冒頭に書きましたが…
殺人の動機が、もう…心理の方メインに描かれていたので
そぅ思ったのですがね。

取調室でのゴーレンの追求は、面白かったです。
ロジャーの落胆。模型の封印。
模型を包んでいた新聞紙の日付から、推理する部分も、納得感あったし。
…新聞紙だったので、「日付ね、多分」とか思ったよね、皆さん!

誕生日に、父親がプレゼントしてくれたのは、安物の模型。
精度も見た目も、そして作り方も…子供だましのような模型。
もっと、素晴らしい模型は売っている。
しかし、父親が贈ってくれたのは…
ここ、挫折的な心境になったのも、分かるんですよね。
子供の頃、そういうこと、あったでしょ、って誰もが共感する部分。
父親は忙しかった、と思いつつも、父親が自分をどう思っているのか…
大切な存在ではなかった、というガッカリした気持ち。
フェラーリ模型も、そして父親も…
だから、大切な模型を片付け、封印していた。そして大人になっていった。
結婚、大切な妻…その妻と別れるきっかけになったのは、またもや父親。

そう思いつつも、同居して面倒を見ている。
しかし、今度は、子供の頃とは違う。
模型ではない、本物の高級車を我が物にできるようになった。
その満足感が、父との同居を耐えさせてくれていた。
また、父親の病気も利用して…もぅ父親を越えた自分がいる。

…って、心境は分かるが、もうここで病的ですね(笑)

で、まぁまぁ加えて!ケイトを突き落としたのは、父親だったとは。
それもまぁまぁ、理由が…
息子がいなくなったら、自分の世話を誰が?という思いから…

父親、単なる息子に面倒をかけるってだけではなく
どこまでも、自分中心で…
息子のために、でもそれ以上に自分のために。

この辺の攻防(でイイのか?)が、犯人は誰だ?風よりも
父息子の確執が、抑えてきた感情の爆発が…人間ドラマ風になっていたかと。
父息子の言い争いは、今回の圧巻シーン!
しかし、私が注目したのは!
父親が逮捕され連行される時のロジャーの言葉。

「見ただろ?どんな親か」

自分の身も危ない(って当然逮捕だが)のに
父親がどんなに酷い奴なのか、を訴えている姿が…ここが、哀しかった。

また、殺されたケイトは、
ホスピスにいる母親の待遇改善のため、金を必要としていた
って部分も、ロジャー父息子と対比風で、コレも効いていたかと。

まぁ、事件的には~だったので、そのほうが面白かったが。

ラスト、カーバーの言葉
「“人生の前半は親に台なしにされ、後半は子供に台なしにされる”」

これは、アメリカの弁護士、クラレンス・ダロウの言葉です。
この方、有名事件を担当した、有名弁護士さん。
名言も数々あるそうなので、気になった方は、検索の旅へ!
日本語でも大丈夫ですよ。

ドラマとして、面白かったです。
ゲストさんの力が、大きかったかと(ペコリ)
コメント
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