1972年作品。TVドラマです。日本未公開。
シェークスピア喜劇です。邦題『から騒ぎ』
これを購入するのは、賭けでした。
まずリージョンフリーですが、我が家の機器で映像が見れるかどうか??
次に輸入モノなので、日本語字幕なし。どうするの??
そしてサム・ウォーターストン(SW)、どれ位出演??
映像は映りました。これで先ずは一安心(ホッ)
日本語字幕なしですが、私が英語を聞き取れる訳ありません・・・シクシク。
でもシェークスピア戯曲なんだから、本買えば、何とかなるんじゃないの?
で戯曲本購入。それで確認すると、SW主役でした。良かったヨカッタ(嬉し涙)
戯曲の方であらすじを。ドラマ設定は1020年ごろのアメリカらしいです。
ココでのテキスト本としては、『から騒ぎ』(筑摩書房・松岡和子訳)を使用しています。
アラゴンの領主ドンペドロは、戦闘帰りにシチリアのレオナート邸に寄る。
ドン・ペドロには、お気に入りの2人の若い貴族ベネディックとクローディオがいる。
クローディオはレオナートの娘ヒアローに恋している。
**ヒアローの名称ですが、他の訳本ではヒーローと訳している場合が多いのですが
私が使用している本ではヒアローと訳しているので、その通りにします**
ドン・ペドロは一計を案じ、めでたくクローディオとヒアローは互いの思いを確認し、結婚の約束を。
気をよくしたドン・ペドロは、もう一人のお気に入りベネディックも、まとめようとする。
しかし、ベネディックは、強気の独身主義者。それも毒舌で既婚者を攻撃する。
ヒアローの従姉妹ベアトリスも同様、女の自由が無くなると結婚を毛嫌いしている。
この2人、会うと丁々発止のやり取りで周囲はヒヤヒヤ。
ドン・ペドロはこの2人を結び付けようと画策する。
クローディオ&ヒアローの協力を得、互いに相手が自分を思っていると思わせる。
最初に罠にはまったのはベネディック。ベアトリスは半信半疑。
自分に突っかかるベアトリスの毒舌も、照れ隠しで可愛いと感じるベネディック・・・引っ掛かってる~。
クローディオ&ヒアローの結婚式。いきなりクローディオはヒアローの不貞を非難する。
前日の夜、ヒアローの部屋の窓から手を振る女性の姿が。
暗くて顔は見えないが、ヒアローの部屋だからヒアローだと判断。
手を振る相手は、全く知らない男。ヒアローが不貞をしている??
偶然(というかワザと)みせられたクローディオ。
ヒアローを皆の前で非難し、恥をかかせる結果に・・・・。
SW、ベネディックです。若い!!当たり前の30代前半。
同じ時期『ガラスの動物園』『ギャツビー』がありますが
この2つが、大人しい&暗い役(失礼)ですが、このベネディックは才気溌剌は青年役。
喜劇なので、コミカル演技もあり、シリアスもあり、また恋する仕草もあり、大変よろしい(偉そうに・笑)
しかしセリフは本見ながら、なので・・・まぁ、その辺はお察し下さいませ(クスクス)
有難かったのは、このドラマ、シェークスピアのセリフに忠実だということで・・・何とか分かりますわ☆☆☆
ここまでして見なきゃダメですか、自分??ですが
だって~1972年作品DVDで視聴できるんだから・・・やはり万々歳でしょ?
セットを、何だか年代を感じ、それが余計舞台的効果があって、それも良い感じでした。
SW、コメディ、お似合いだと思うのですが~。
ヒアローはショックのあまり放心&失神(女性って失神得意だね。実際に失神するかね?)
結婚式を仕切っていた司教が、ちょいと知恵を。
どう考えてもヒアローは誰かに陥れられておると思う。
この際、ヒアローはショック死(???)したと触れ回り、その間に捜査をしようじゃないか。
サッサと出て行ったドン・ペドロやクローディオには内緒で、一同頷く。
しかし、ヒアローの受けた屈辱に我慢がならないベアトリス。
なだめるベネディックに、ヒアローの名誉のため、クローディオを決闘してほしいと懇願する。
それは無理だ、というベネディックに、食い下がるベアトリス。
惚れた弱みで、承知するが・・・。
ドン・ペドロには腹違いの弟ドン・ジョンがいて、彼は兄を何とかしようと画策している。
ヒアローの件も、兄に恥をかかせようとしたドン・ジョンの悪巧みなのだ。
ドン・ジョンの部下が白状し、ヒアローの名誉が回復された。
しかしヒアローが死んだと思い込んでいるクローディオは、
レオナートに謝罪するも、ヒアローが戻らないことに後悔するもどうしようもない。
レオナートは、ヒアローに瓜二つの娘が親戚にいるので
クローディオに、罪滅ぼしのために、その娘と結婚するよう要請する。
承知するクローディオ。そして現れたそっくりサンな娘の正体は・・・。
ベネディックも何とかベアトリスに結婚を承諾してもらおうと思うも
周囲への恥ずかしさがあり、意地を張るベアトリス。
しかし、互いが相手にあてた恋文を暴露され、ようやく陥落。
こうして2組のカップルが出来上がった。
舞台劇をTVに、という趣旨らしく(多分・・・多分・・・ですが)
観客、つまりカメラ目線でセリフを言うんですよ。
だから、キャ~、私に向かって、喋っている~!!
なんて、大馬鹿なことは言いませんよ、私(笑・クスクス)
なんにせよ、素晴らしいドラマが見れました。
有難いことです。SW、素晴らしく、格好良かった~!
その後に、S16視聴すると・・・アラ、あんまり変わらないわね(ウソ)