浅尾弥子のノンジャンル道

 
 富山県小矢部市のシンボルキャラクター・メルギューくんの
 お姿をお借りして、日々更新。

南紀の旅(総集編)

2017-03-27 20:23:03 | 2017年 南紀の旅
「2017年 南紀の旅」(全18回)







「旅のルール・編」
「和歌山駅・編」
「紀勢本線・編」
「南部駅・編」
「小目津浜・編」
「小目津公園・編」
「みなべ梅林線・編」
「国道・編」
「うめ振興館・編」
「龍神バス・編」
「備長炭振興館・編」

「紀伊田辺駅・編」



「串本駅・編」
「潮岬・編」
「本州最南端・編」
「串本町コミュニティバス・編」
「和歌山駅へ・編」

「エンディング・編」





これからも、がんばるぞ!
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南紀の旅(エンディング・編)

2017-03-27 09:19:23 | 2017年 南紀の旅
さあ。

「鉄道・路線バス乗り継ぎの旅」、
いかがだったでしょうか。





南部は、
梅干しの里、紀州備長炭の山。




紀州南高梅つぶれ梅(正美商会、南部・中野KK)




農家の梅(大粒)(水本農園)


梅エキス飴(オカザキ紀芳庵)


はちみつ梅干(いなみの里 梅園)


梅けーき(山崎梅栄堂)


炭ちゃん(なかよし福祉会、なかよし作業所)




紀州備長炭(南部川村森林組合)

私たちの健康を支えてくだすっています。
それを、派手派手しく喧伝しない奥ゆかしさ。
地道にコツコツと積み重ねているからこそ、
優れた品々が生産されるのでしょうね。







普段、感じている太陽と、
同じものとは信じられないような、
ドラマティックな夕陽でした。
思い出すだけで、心強くなります。

両日とも、お天気にも恵まれました。

南部のみなさま、ありがとうございました。







旅の神様は、
いつも、すばらしい出会いをプレゼントしてくれます。



串本駅前で、声をかけてくだすった、
タクシー運転手さんの、S田さん。



のちに知ったことなのですが、
オートバイや自転車で、
潮岬のキャンプ場などに訪れた方々の間で、
国籍、人種、年齢を問わず、
とても有名な、
名物運転手さんだったのですね。

納得です。

串本を愛し、仕事に誇りをもち、何事にも熱心に取り組む。

会話を交わしたのは、ほんの数分でしたが、
生き様が伝わってきました。

本州4方位の最端の地、
すなわち、
宮城県宮古市、山口県下関市、和歌山県串本町、青森県大間町による
「本州四端サミット」など、
興味深いことを教えていただきました。



なんといっても、驚いたのは。

昔からの知己ではないし、
タクシーを利用しなかったのに、
なんと、
発車間際に、見送りに来てくださったのです。



・・・ジワ~~~。

こういうことがあるから、
旅はやめられません。

串本は、滞在したとはいえないくらい、駆け足でした。
行きたかった場所がある。
過ごしたかった時間がある。
そういった、小さな悔恨が、
次の旅を用意してくれるのかな。

串本のみなさま、ありがとうございました。



掲載した手書きの地図は、
みなべ町役場、串本町観光協会、和歌山市観光課から、
いただいたものをもとに、作成。
資料の提供を、ありがとうございました。



そして。

移動が多かったにも関わらず、
いつも元気でいてくれました。

富山県小矢部市のシンボルキャラクター・メルギューくんたち。
新潟県燕市の観光ナビゲーター・きららん。

おつかれさまでした。
ありがとう。



そして、そして。

テレビ東京「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」、
どうも、すみません。
ありがとうございました。

そして、そして、そして。

なが~いルポを読んでくだすったあなた、
本当にありがとう。





※路線、時刻は、2017年3月15日~16日現在のものです。
コメント (4)
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南紀の旅(和歌山駅へ・編)

2017-03-26 21:36:47 | 2017年 南紀の旅
【2日目】

「鉄道・路線バス乗り継ぎの旅」も、
いよいよクライマックス。



夜も更けてきました。
まもなく、くろしお34号の発車時刻です。





お世話になりました。













定刻どおり、入線し、発車。
この旅、最後の乗り物です。

・・・ゴトン・・・ゴトン・・・。
・・・ゴトン・・・ゴトン・・・。

窓の外は、漆黒の闇と、ときどきネオン。

紀伊半島は、大きいなあ。

車内も静まっています。

・・・ゴトン・・・ゴトン・・・。
・・・ゴトン・・・ゴトン・・・。

紀伊田辺に停車。

・・・ゴトン・・・ゴトン・・・。

南部を通過。

・・・ゴトン・・・ゴトン・・・。

御坊に停車。

・・・ゴトン・・・ゴトン・・・。

・・・ゴトン・・・ゴトン・・・。

・・・ゴトン・・・ゴトン・・・。

次は~、和歌山、和歌山~。



着いた~!

ゴール!

バンザーイ、バンザーイ、バンザーイ。



時刻は、夜9時過ぎ。

串本18:43→和歌山21:06(約2時間20分)



「鉄道・路線バス乗り継ぎの旅 第1弾 和歌山~和歌山」。

成功です!



番組は、ついにエンディングへ!

くづつ。
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南紀の旅(串本町コミュニティバス・編)

2017-03-26 12:34:17 | 2017年 南紀の旅
【2日目】

・・・ゼエゼエ・・・。

バ、バスは、いました~~~。



一行を待ち構えたかのように、
乗車するやいなや、すぐに出発。

ありがとう、運転手さん。
ありがとう、串本町。

串本町コミュニティバスは、
佐部・上田原線、大島・出雲線、潮岬線、和深線の
4路線が通っています。



トルコ記念館や樫野崎灯台などがある大島、
JR紀勢本線の和深駅、田子駅、田並駅など、
地元のかたにも、旅人にも親切なコースです。

また、すべての路線が、
くしもと町立病院を始点、終点にしているため、
路線図が見やすいんです。

料金は、高校生以上は200円。
なんと、町内在住の中学生以下は、無料です。
障害者手帳をお持ちのかたや、介護者は100円。
回数券、乗継券もあります。

町民に親しまれているバスなんですねえ。

運転手さんは、
ドライビングの腕前もさることながら、
応対も、とても親切。

たいへん、お世話になりました。



それにしても。

時間があれば、こんな夕陽も見られたのに。







紀伊大島へ足を延ばせば、
さまざまな施設も見学できるんですが。








(串本町観光協会のマップより引用)

残念ですが、
これも「鉄道・路線バス乗り継ぎの旅」。

あれ?
そういえば、どこまで行くんでしたっけ?

くろしお34号の出発まで、
約1時間以上あります。

駅まで乗ってもいいけど、
その手前で降りて、散策する時間はありそうですねえ。

運転手さんに教えていただき、
ピンポーン、
この旅最後のバスを下車しました。





串本町コミュニティバス、
本当にありがとうございました~。



潮岬観光タワー17:02→串本町役場17:17(約15分)

ゴールまで、もう一息。

くづつ。
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南紀の旅(本州最南端・編)

2017-03-25 21:35:28 | 2017年 南紀の旅
【2日目】

16:40、串本駅を出発した一行。



終点・潮岬(しおのみさき)観光タワーまで、
約17分の乗車です。

おそらく、いま乗っているバスが、
帰りのバスになるはず。

地元の中学生、高校生、大人たちで、
適度に混雑している車内ですが、
タイミングを見計らって、
運転手さんに確認します。

ふむふむ。

当たっていました。

そこで、
滞在時間5分で、
「本州最南端」の碑の前で写真を撮り、
再び、帰りのバスに乗るつもりという決意を
熱く告げます。

バスは、市街地から高台へ。
カーブが続きます。

おっ。
まもなく、到着です。

着く前ですが、先に表示しておきましょう。
串本駅16:40→潮岬観光タワー16:57(約17分)

・・・どうどう。どうどう。
各馬ゲートイン状態。

乗降口付近で、
手首足首、アキレス腱伸ばしなどをする勢いで、
停車、ドアオープンを待ちます。

この旅、最大の難関。

少しでも、もたついたら、ゴールできません。
発車を待っていただくわけにも、いきません。
コミュニティバスの運転手さん、
利用者さん、串本町のみなさんに、
ご迷惑をおかけするのは、もってのほかです。

素早く、迅速に、スタイリッシュに。

ノンジャンル放送「鉄道・路線バス乗り継ぎの旅」第1弾。
ゴールか、断念か!?
すべてが試される、運命の分かれ道。

・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・。

ときはきた!

・・・行け~~~!

バス停から、石碑まで、
約200~300メートル。

転がり出て、一目散に、駆け下ります。

ノーカットで、ご覧ください。





















そして、ついに~。



本、州、最、南、端!

「本州最南端」の石碑で~す。



【チェックポイント・3】
本州最南端・潮岬(串本町)

北緯33度26分、東経135度46分。

来ましたよ!見ましたよ!

さあ、帰りのバスへ、急げ!



















ゼエゼエ。

も、もう一息で、バス停です。







・・・ああっ。

なに、どうした。
果たして、バスに間に合ったのか!?!?!?

くづつ。
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南紀の旅(潮岬・編)

2017-03-24 22:39:36 | 2017年 南紀の旅
【2日目】

「鉄道・路線バス乗り継ぎの旅」のルールを
おさらいしましょう。

【ルール1】
移動は原則として、鉄道、路線バス、コミュニティバスのみ。
タクシー、自転車、ヒッチハイクなど、他の交通機関の利用は禁止。

【ルール2】
ルートは自分で決める。
入念な下調べをし、自作メモ、紙の地図のみ使用可。
案内所や地元のかたからの情報収集もOK。

【ルール3】
1泊2日で目的地にゴールすること。
ただし、チェックポイントには、必ず訪れねばならない。



【ルール2】に則り、
事前に、スケジュールをきちんと決めました。
本州最南端・潮岬(しおのみさき)への行き方も、
綿密に組み立てます。



・・・ムムッ。



串本町コミュニティバスの時刻表。

行き
串本駅16:40→潮岬16:57(正式には「潮岬観光タワー」)

帰り
潮岬 17:02→串本駅17:19

ううむ。
滞在時間5分。
チェックポイントに到着した証拠写真も
撮らねばなりません。
バス停から、石碑までの距離も不明です。
果たして、うまく乗り継げるだろうか。

では、帰りのバスを、1本遅らせたらどうなるか。
最終便になりますが、バスはまだあります。

潮岬 19:17→串本駅19:34



うぬぬぬ。

そうなると、くろしお34号、
串本18:34→和歌山21:06には、
間に合いません。

特急ではない紀勢本線、
串本20:20→和歌山23:44には、
乗れそうですが、
夜11:44に着くとなると・・・。

【ルール3】
1泊2日で目的地にゴールすること。

ギリギリですねえ。
ましてや、
魔の2日目ともなれば、
時間に余裕を残しておきたいものです。

さあ、どうする!?



何度見ても、
一行の都合に合わせた時刻に変わるわけでは
ありません。

あっ。

タワー!
タワーの営業時間は!?

3月~11月 8:30~16:30

・・・。
すでに、閉まっています。
19:17まで、あてどなく、
潮岬で待つのも、不用心ですよねえ。

あっ。

レンタサイクル!
レンタサイクルなら、自由に移動できるぞ!

【ルール1】
移動は原則として、鉄道、路線バス、コミュニティバスのみ。
タクシー、自転車、ヒッチハイクなど、他の交通機関の利用は禁止。



自転車は、ルール違反になってしまうし、
そもそも、返却場所の多くは、潮岬付近。
駅の近くの観光協会に返すこともできますが、
営業時間は、17:00まで。

う~ん。

う~ん。

やっぱり、この方法かなあ。

串本駅16:40→潮岬16:57
潮岬で5分
潮岬 17:02→串本駅17:19
串本駅付近で1時間15分
串本18:34→和歌山21:06

時間配分はアンバランスですが、
1番、安全なようです。

これでいきましょう。

ただ、
この判断が、後で響かなければいいのですが。



さすが、本州最南端ともなると、
一筋縄ではいきません。

そんな思いを噛みしめつつ、
定刻どおり出発の
串本町コミュニティバス・潮岬線に
乗りこむ一行。



さあ。
無事に、写真を撮り、帰りのバスに乗れるのか!?!?!?

くづつ。
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南紀の旅(串本駅・編)

2017-03-24 10:15:45 | 2017年 南紀の旅
【2日目】







定刻どおり入線してきた、
くろしお13号に乗車する一行。



スタッフA)何やってるんだ、まっくろじゃないか!
スタッフB)いっけねえ。
スタッフA)早くしないと、発車するぞ。
スタッフB)ええと、こっちに立って、ああして、こうして。

パチリ。



ピリリリリ!



・・・セーフ!

新宮まで、主に海沿いを走る紀勢本線には、
緊急時、列車を降りる際の注意書きがあります。





そうそう。
大切なことですねえ。



雄大な景色が、車窓に広がります。
微妙に角度を変えていく太陽の光と、太平洋と、岩。
本州最南端に近づいている感覚が、
増してきました。

紀伊田辺15:24→串本16:31(約1時間)





串本町は、
面積約136平方キロメートル、
人口約17,000人、
町の花は、スイセンでっす。













2015年に公開された
映画「海難1890」(主演:内野聖陽、監督:田中光敏)を
ご覧になったかたも多いことでしょう。

明治23年(1890年)、台風の夜、
トルコの軍艦エルトゥールル号の遭難者を、
紀伊大島の人々が、救出、看護。
悲しいことに、命を散らした方々も、
丁寧に埋葬をしたそうです。

それ以来、串本とトルコは、
離れていても、いつでも友達なんですねえ。


ポーチ(株式会社KCR)



さあ。
3つ目のチェックポイント、
本州最南端・潮岬を目指しましょう。



え~っと、
串本町のコミュニティバスだったわね。

バス停、バス停・・・。
あった、あった。
すでに、数名、並んでいるので、
すぐに見つかりました。

駅を出て、左手。
串本町観光協会の案内所も近いので、
安心ですねえ。



時刻は、16:35。
もう夕方といっていい時間帯です。

早朝からの移動、見学で、
知らず知らずのうちに、
気力も体力も、消耗しているはず。

今から、潮岬へ行き、串本駅に戻り、
さらに、
今日中に和歌山に着くことはできるのでしょうか!?

くづつ。
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南紀の旅(紀伊田辺駅・編)

2017-03-23 21:12:00 | 2017年 南紀の旅
【2日目】





石倉(13:26)→紀伊田辺(14:21)(約1時間)





龍神バスで南下し、海沿いの紀伊田辺駅へ。
全国の田辺さん、お元気ですか~!?



ここには、
テレビ東京「ローカル路線バス乗り継ぎの旅 第21弾」で、
大阪・堺から三重・鳥羽へ向かう途中、
太川さんと蛭子さん、マドンナの高橋ひとみさんが
立ち寄りました。

なんと、チェックポイントは、この旅と同じ「潮岬」。
奇遇ですねえ。

本家「バス旅」では、
紀伊田辺駅→本宮大社前→新宮前→潮岬と、
5時間以上かけて行きましたが、
こちらの「鉄道バスの旅」は、
鉄道を使っていいので、
くろしお13号に乗車して、串本を目指します。



現在、14:30。
発車予定時刻は、15:24です。
約50分の待ち時間、無駄にはできません。

さっそく、観光案内所へ向かう一行。



あのぅ、もしもし。
「ローカル路線バスの旅」で太川さんたちが
訪れた場所は、ここですろうか?

何を確認するかと思いきや・・・。

熊野古道を目的にしたような
トレッキング姿の人々で賑わっている案内所で、
スタッフさんのお手間をとらせてしまいました。



ほうら。
武蔵坊弁慶も、睨みをきかせていますよ~。

さて。
発車まで、あと40分。
お茶でも飲む?
いい雰囲気の喫茶店がありました。



「珈琲専科・べる・かんと」。
偶然にも、
本家「バス旅」で一行が立ち寄り、
それがゆえに、明暗を分けた喫茶店です。
本格派コーヒー、味わってみたいですよねえ。





当分の間、休業するとのお知らせ。
残念なことです。

気を取り直して、お菓子屋さんへ。
またしても、たまたま、
本家「バス旅」で、軽食を買い求めていたお店でした。

「三万五千石本舗 EH製菓」







マドレーヌ、クッキーなどを購入。

時刻は14:00。
そういえば、お昼ごはんがまだですねえ。

紀伊田辺は、
魚介類、熊野牛、梅鶏、梅干しなど、
おいしいものが豊富なまち。
なかでも「あがら丼」は、名物の1つです。
「あがら」すなわち「私たち」による、
旬の食材を自由に使ったオリジナルのどんぶり料理が、
話題を集めています。

というのに、なんですか、
荷物を、ひも解き始めましたよ~。



本日の昼食。
南部駅前・イングランドのパンと、
国道424号線沿いで、ヤクルトレディーさんから購入したジョア。

あっという間に、平らげました。

そうこうしているうちに、
出発の時間です。











15:24、紀伊田辺から、新宮行きの、くろしお13号に乗り、
一路、串本へ。

チェックポイントは、あと1つ。
今日中に、ゴールの和歌山まで、
たどり着けるのか!?

後半へ、くづつ。
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南紀の旅(備長炭振興館・編)

2017-03-23 10:05:20 | 2017年 南紀の旅
【2日目】

いつまでも、余韻に浸っていられないのが、
「鉄道・路線バス乗り継ぎの旅」。

一行は、
2つ目のチェックポイント、
紀州備長炭振興館を目指します。



石倉停留所から、200メートルほどのようです。





「清川野球場」の案内板もあります。
広島カープにいた清川投手と関係があるのかは不明ですが、
この辺りに流れる清川とは関係がありそうです。



おお~。
山あいの野球場ですねえ。

さて。
備長炭振興館は、どこでしょう。



振り返ったら、趣きある家屋が。





【チェックポイント・2】
紀州備長炭振興館(みなべ町)

とうちゃ~く!
ワ~イ、ワ~イ!

ごめんくださ~い。

スリッパに履き替えて入館。
あれ?
なんか、ここ、来たことあるかも・・・。

左手に進むと、大きな部屋があります。
ぐるりに、
「馬目小丸」「馬目細丸」など、各種の紀州備長炭、
備長炭づくり工程の写真パネル、
道具たち、
土佐備長炭、日向備長炭などが展示。

中央で目をひくのは、
木琴ならぬ、炭琴。
・・・カァン・・・コォン・・・。
ちゃんと音階もついています。
・・・カァン・・・コォン・・・。

うむむ。
なんだろう、この感じ。

記憶をたどっても、来場したことはないはず。
そもそも、
和歌山県を訪れるのは、今回が初めてなんです。

既視感、デジャヴ、ですかね。



紀州備長炭を使って焼いたうなぎ、焼き鳥などは
絶品といわれています。
たいていの店舗には、誇らしげに
「紀州備長炭つかってます」と掲げていますよねえ。



ウバメガシを、1メートル以上の適度な長さに割り、こしらえ、
窯に、縦にくべます。
しかるのち、窯口の上部をレンガや土でふさぎ、
下部は雑木で覆い、燃えるにまかせます。

数日かけて、ウバメガシを燻製状態にします。
職人さんの経験と技術で培ったタイミングで、
窯口に穴をあけては、蒸して、を繰り返します。

炭素、C。炭素、C。炭素、C。

昼夜問わずの作業が、
純度の高い炭を作り出す決め手になるようです。

窯から出した、元・ウバメガシ、現・備長炭に、
素灰という、土と灰を混ぜたものをかけ、冷まします。
備長炭が白炭といわれる所以は、
この際の灰が、うっすら表面に残るからだとか。

すべての工程は、火とともに進むため、
始まったら、途中で、ひと休みするわけにはいかない、
いわば、全力疾走マラソンのようなもの。
職人さんの体力、集中力、筋力は、
アスリート並みですね。



こうしてできた備長炭を、
大正時代ごろまで、
麓の問屋や、船着き場へ運んでいたのが、
駄賃馬(だちうま)と駄賃持ち(だちもち)。

馬100キロ、人30キロ。
大きな荷物を背負います。

現在のように、道路も整備されていないため、
山の尾根伝いを、
約10時間かけて行ったそうです。

子どもたちも、
小学校に通いがてら届けたというから、
たいしたものです。

話を聞かせてくだすった、
受付のおねぃさん、ありがとうございました~。





「紀州備長炭振興館」
入場無料。

さて。
時刻は、現在13:20。
石倉停留所を、13:26に出るバスに乗らないと、
のちのち響きます。

バス停へ向かう一行。
果たして、バスに間に合うのか!?

くづつ。
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南紀の旅(龍神バス・編)

2017-03-22 21:42:41 | 2017年 南紀の旅
【2日目】

敷地を出て、徒歩3秒ほどのところに、
バス停を発見。





龍神バス、西行き。
11:39。
間違いありません。

さあ。
本日、初めて乗る有料のバスです。



チェッカーズ贔屓には、たまらない、
チェック模様のシート。
「ジュリアに傷心」を彷彿とさせる
青バージョンもあります。
写真を撮りたいところですが、



そうそう。
みだりに移動しちゃあ、いけませんよねえ。



バスは丘陵地を抜け、次第に山間部へ。
道路は舗装されていますが、
曲がりくねったコースと、清川が、
炭の産地に近づくのを感じさせます。





うめ振興館11:39→石倉12:01(約20分)



なお、4月1日のダイヤ改正に基づき、
今回、利用した南部駅~西までの路線は、
3月いっぱいで、廃止になるそうです。

乗車を検討されているかた、
ご注意ねがいます。

「鉄道・路線バス乗り継ぎの旅」の旅人にとっては、
こうした区間を運行するバスがあったからこそ、
行ける場所が、たくさんあります。

本当にありがとうございました。

この道を、龍神バスが走る姿を見られるのも、
あとわずか。



しっかりと、目に焼き付けておこう。

本当に、本当に、ありがとうございました~。

くづつ。
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南紀の旅(うめ振興館・編)

2017-03-22 15:52:28 | 2017年 南紀の旅
【2日目】



突如、目の前に現れた建物。
なんだろう。
一行は、そちらに向かいます。



ちょっと、ちょっと。
そんな寄り道して大丈夫?

時刻は、10:40。
約1時間、歩いたので、
休憩したい気持ちも分かりますが、
遅くとも、11:39には、
うめ振興館に着いていなくてはなりません。

おや。



バス停です。
みなべ町のコミュニティバス「みなべコミバス」の
停留所でした。

ということは、この建物が・・・。



そうなんです。

【チェックポイント・1】
南部川村うめ振興館(みなべ町)

だったのですねえ。
いやあ、よかった、よかった。

2Fは、
梅や梅干しにまつわる写真や資料が展示。

サイエンスシアターでは、
なぜに、梅干しは身体にいいのかを
学ぶことができます。

科学的に判明しないうちから、
梅干しは作られ、食されていました。
人間の知恵と工夫には、驚かされます。

2015年12月、
「みなべ・田辺の梅システム」が
「世界農業遺産」に認定されました。
紀州備長炭の「薪炭林(しんたんりん)」が守る山、
ミツバチの受粉、
南高梅の収穫・加工技術、
薪炭林から海辺までの生態系が、
評価されたとのこと。

う~ん、ツバキが湧いてきますねえ。



1Fは、歴史民俗資料の展示です。
一行が、特に気になったのが、
近世の暮らしを再現したジオラマや、
職業の図解に登場する
「駄賃馬(だちうま)」「駄賃持ち(だちもち)」。

馬も人も、大きな荷物を背負っています。
運んでいるのは、備長炭でしょうか。
この地域ならではのお仕事のようです。

3Fは、売店と休憩所がある「道の駅みなべ」。
梅干しだけでも、さまざまな種類があって、
迷ってしまいますねえ。


かつお梅(梅樹園)


梅あられ(田口農園)


梅あられ(東農園)

ほかにも、梅肉チューブなどの梅製品、クッキー、ジャム、備長炭、
ソフトクリームにアイスクリーム、野菜も販売していました。



「南部川村うめ振興館」「道の駅みなべ」
入場無料。



さあ。
クエン酸をしっかり摂取しました。

次なる目的地、
紀州備長炭振興館へと、急ぎましょう。

バス停は見つかるのか!?

くづつ。
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南紀の旅(国道・編)

2017-03-21 22:40:26 | 2017年 南紀の旅
【2日目】

時刻は、現在9:40。

11:39に、うめ振興館を出るバスに乗らなくては、
今日中に、紀州備長炭振興館と潮岬を廻り、
ゴールの和歌山駅に戻ることは、厳しくなります。

徒歩で行くことにしました。

そうそう。
朝の太陽に力をもらったし、
イングランドのパンもあるんだもの、
がんばらなくっちゃね。

駅員さんに道を教わり、南へ、
国道42号線へと向かいます。



魅力的な地名ばかりですねえ。



左手には海、
右手には、車やトラックの往来。
ランニングをしている人とすれ違いました。



右折し、国道424号線を直進します。



みなべ町は、
面積約120平方キロメートル、
人口約13,200人、
町の花は、梅、
町の木は、うばめがし、
町の鳥は、うぐいすでっす。

平成16年(2004年)に、
南部町と南部川村が合併しました。
「南高梅」をはじめとする梅林、森林、渓谷、海岸線と、
さまざまな地勢をもつ町です。



世界遺産・熊野古道も通っているんですねえ。

この辺りは、傾斜もなく、歩きやすい道。
梅干し工場や梅林を眺めながらの歩行は、
旅情をくすぐるものです。

テクテク。
テクテクテクテク。

う~ん。
ひっきりなしに、車は走っているのですが、
通行人は見かけません。

人情ふれあいの旅も、
「鉄道・路線バス乗り継ぎの旅」の見どころ。
どなたか、いらっしゃらないものか~。

おやっ。

停めた自転車のそばで、何やらメモをしている
女性を見つけました。

しかも、あの自転車、あの服装、
とっても馴染みがあります。
もしや・・・。

テクテク。テクテク。

やはり。
ヤクルトレディーさんでした。

おお~~~。
南紀の地で、
ヤクルトレディーさんに会えるとは。
幸先がいいですねえ。

すみませ~ん。
く~ださいな~。

通りすがりの旅の者にも、
快く販売してくださいました。
コツコツと励むレディーさんのおかげで、
プロ野球チームを応援することができるんです。
頭が下がります。

適度に冷えていることだし、
さっそく飲みたいところですが、
うめ振興館を目指さねばなりません。
丁寧に、しまいました。

徒歩を選んでよかった、と思える出会い。
ヤクルトレディーさん、
ありがとうございました~。











南部川、学校橋、山の稜線を見やりながら、
ふいと前方へ顔を向けると、
存在感ある建物が。



いったい、なんでしょう。

くづつ。
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南紀の旅(みなべ梅林線・編)

2017-03-21 14:31:00 | 2017年 南紀の旅
【2日目】

JR南部駅から、
チェックポイントの「南部川村うめ振興館」へ
向かいます。



【ルール2】
ルートは自分で決める。
入念な下調べをし、自作メモ、紙の地図のみ使用可。
案内所や地元のかたからの情報収集もOK。

事前に調べた結果、
駅から、うめ振興館近くの南部梅林まで、
龍神バス・みなべ梅林線で約10分ということが
分かりました。

南部駅で約50分の待ち時間はあるものの、
スムーズに行けそうです。

バス停も、すぐ見つかりました。



え~っと。
10:20発のバスがあるはずだが・・・。

あれ~!?



ない!?!?

いったいぜんたい、どういうことだ~~~!?!?!?

キョロキョロ。
別の場所に、バス停があるのかしら。
キョロキョロ。ウロウロ。ウロウロ。
おっかしいな~。

あっ、そうだ。
地図、地図を見よう。



う~~~ん。
ますます、混乱してきました。

こういうときは、冷静になることが肝心です。
駅前のパン屋さん「イングランド」に入店しましょう。
惣菜パンから、おやつパンまで、豊富な品揃え。
これ、く~ださいな~。

ねえ、ねえ。
どんなパンを買ったのか、見せてくださいよ~。

あらら、大事そうにしまっちゃった。
そうですよね、今は、これから先のことを
考えなくてはなりません。

ようし、地元のかたに、訊いてみよう。

すみませ~ん。

ふむふむ。なるほど~。

そうなんです。
乗るつもりだった「みなみ梅林線」は、
2月上旬~3月上旬、
観梅の期間のみ運行の、臨時バスだったのです。

合点がいきました。
調べかたが、足りませんでした。

たとえ、バスがなくても、
先へ進まなければゴールできません。

うめ振興館までは、駅から約3キロ。

歩くか、まさかのリタイアか~~~!?

決断の時が迫ります。

さあ、どうする!?!?!?

くづつ。
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南紀の旅(小目津公園・編)

2017-03-20 22:18:48 | 2017年 南紀の旅
【2日目】

後ろ髪ひかれつつ、小目津浜(こめづはま)から、
上のほうへ、登っていきます。

おや。
何か、発見したようです。





「日本最古の名石 さざれ石」



ほお~~~。

こんな貴重なものが、さりげなく存在している、
「小目津公園(こめづこうえん)」。





遊具も充実しています。
ワンワン。
犬とご婦人も、元気に散歩をしています。
ワンワン。

ふ~~~む。

格別の見晴らしに、時間を忘れてしまうほど。



・・・ハッ。

無料送迎バスの時間が迫っています。
戻りましょう。



小目津公園を後にし、乗り場へ急ぐ一行でした。

くづつ。
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南紀の旅(小目津浜・編)

2017-03-20 13:06:12 | 2017年 南紀の旅
【2日目】

わき目もふらず、ゴールを目指し、
気ままな寄り道もできないのが、
「鉄道・路線バス乗り継ぎの旅」。

それでも、せっかく来たからには、
その土地土地の景色を堪能したいものです。

2日目の今日は、
無料送迎バス発車時刻までの時間を利用して、
「小目津浜(こめづはま)」を散策しましょう。

午前7時。









波の音しか聞こえません。







刻々と変わる、空の色と海の色に、
言葉もでない一行。

新潟県燕市の観光ナビゲーター・きららんも、
富山県小矢部市のシンボルキャラクター・メルギューくんたちも、
ただただ、見とれるばかりです。



心身ともに、エネルギーが充填されました。



小目津浜。
こうしたひとときが、旅の醍醐味ですねえ。

名残惜しいですが、先を急ぎましょう。

くづつ。
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