墓参

2013-08-13 | 日記

先日のブログに墓掃除のことを書いたが、今日13日は夕暮れの時間に墓参だった。夕陽がまだ眩しいくらいにテカテカに照っていて、森の墓地ではこんなふうに山道が続いている。写真は帰り道で、まだまだ暑い木漏れ日である。影を大切にする杉木立には真夏の太陽が乱反射するのである。気付くと足元には蝉の透き通るような脱殻が横たわっていた。数人の墓参りの人たちとすれ違った。「 皆さんまだ明るいうちに来るんですね。蚊に食われないように気を付けないとね 」 「 そうですね、僕はもう食われてしまったですよ 」 「 ハハハ … 」 。この森の小道は苔がとても綺麗に生えていたから、それでさえも結界への通路なのであった。先祖との交感ができたかどうか … 、心もとない。

                 行く末は吾が住処なり蝉しぐれ