先日、アントンKの鉄道趣味の大先輩と偶然出先で遭遇し、昔話に花が咲き、しばし消えかかっていた記憶が蘇ってきたので、書き留めておきたい。
学生時代の鉄研の先輩に当たり、当時何も知らないアントンKも大変お世話になった訳だが、時間の経過とともに、人生の生き方そのもののお手本のように思え尊敬できる人物へと変わっていった。その方のエピソードは書き出したらエンドレスだが、あれから40年以上も経った今でも、鉄道に対する情熱は変わらず、目を輝かせながら冗舌に会話が弾み、楽しく貴重な時間はあっという間に感じられたのだった。自分が生きている証として、趣味の世界だけは、一所懸命やってきたつもりだが、その先輩に比べたらお恥ずかしい限りで、色々な話の中で、今は気持ちが引き締まった想いがしている。
この歳になると話題になるのが、鉄道に関する今までに溜まった物の管理、保存方法のこと。フィルムやビデオのデータ化に始まり、カセットテープの音声もデータ化して残す。アントンKも、このブログを通してデータ化を進めているが、誰でも同じように、懐かしい画像に気を取られ、気が付くと膨大な時間が必要になることが多くなってしまうのである。
掲載写真は、客車列車の走行音の話から、東北線を往く普通列車。その時の先輩の話は、高崎線の朝の2321ㇾという普通列車だったが、事細かな走行時の解説は楽しく、まるでその時の光景が目の前に広がる錯覚を覚えたのだった。これを聞きながら一杯やるのが楽しみで・・満面の笑みで先輩はそう語ってくれた。
1976-10-31 122ㇾ EF58 73 東北本線:片岡-蒲須坂
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