アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

花形運用を明け渡した日~EF65P型

2022-04-19 20:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)
憧れの寝台特急をけん引し、その名声を不動のものとしたEF65P型ではあったが、長きにわたり東京-下関という長距離を走破してきたためか、年々故障が増え、痛みも激しかったと聞く。そしてこの年の秋を待たずして、新製されたEF65PF型にその道を譲り渡すことになったわけだ。
次々と東京機関区に真新しいEF65PF型が配置され、いったい何時どの列車から切り替わるのか、当時仲間内で話題となったのは言うまでもない。あっという間に切り替わっていった記憶だが、当時の細かな記録はなく、今更ながらデータとして残すべきだった。ここでは、65PF型に道を譲ったEF65P型が、時同じくして山手貨物をけん引し始めた時の画像を掲載しておく。撮影データは78年9月だから、まさにPF型に切り替わってすぐのタイミング。ヘッドマークを掲げて走ったスター街道から一転、黒い地味なタキを黙々と牽く姿を眼のあたりにして、当時のアントンKには衝撃的な事実だった。この時点では、もちろんその後ブルトレがEF66型に代わることも知る由も無く、第二の人生がスタートしたばかりのEF65P型に対しエールを送る気持ちだったことを思い出している。あの時から40年以上、余りにも時間が経ちすぎてしまった現実に、少し寂しさを覚えている。

1978-09-23  5281   EF65 536       山手貨物線:駒込付近



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