アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

御殿場線~山スカ73系の響き

2020-04-10 15:00:00 | 国鉄時代(カラー)

親戚が大宮市にあった関係で、幼い頃電車を乗り継ぎ、年に何度か出向いていた時代がある。その時の印象が未だに脳裏に残像としてあるのだが、当時は山手線~赤羽線~東北線~川越線と乗り継ぐことが多く、赤羽線はイエローの101系の時代、確か京浜東北線にも茶色の73系が一部に残っていた印象がある。時間が合うと、赤羽から汽車(当時は親がそう呼んでいた)に乗り継いでいたが、大概は115系の今思えば初期車、上手くすると客レが来てほんの20分足らずではあるが乗車を楽しんだものだった。

今回の73系電車は、前回の大糸線を走る戦前型に比べれば、近代化された電車のイメージを持っていたが、今となってはもう同じ部類に感じる。御殿場線を走る73系電車はスカ色で、どうもこのスカ色を見ると中央線の70系電車を連想してしまう。いずれにせよ、深い山々の中をコトコトと走る姿は、異次元空間に感じてとても癒されたものだ。釣り掛け音が山にコダマし、余韻を残しながら消えていく様は、まさに旅情を深く感じたのである。

掲載写真は、かつての東海道線の残照を色濃く残す、酒匂川を渡るスカ色73系ローカル。現在はどうなっているのかわからないが、当時はこのように単線化されたまま残っている箇所が多かったように思う。

1979-03-29  639M   Mc73   御殿場線:谷峨-山北



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