穏やかな正月も過ぎ、一気に現実に引き戻されている感の強くなった1月4日。わかってはいるものの、どこか気ぜわしくなってしまうのは相変わらずだ。今年の冬はラニーニャ現象とかで、このところになく寒い予報だが、果たしてどうなるのだろう。結構周期的に寒波が日本列島を襲って大雪をもたらしているようだ。もう自然災害はこりごりで、何とか穏やかな1年になって欲しい。
以前にも書いていると思うが、正月明けは我々に成田臨という初詣臨の撮影のことが思い起される。成田山新勝寺へ初詣する団体客専用の列車が数多く走っていた時代のことだ。今にして思えば、多種多様の車両たちがここ成田に集結、列車ファンには正月早々目の離せない時期だった。その中でも88年からのEF58入線は当時トピックで、撮影仲間とともにキンと張りつめた空気の中沿線に繰り出たものだ。
その後、時代が移ってゴハチが去っていくと、その後をEF65が引き継ぎ、そして電車化され、ついには、その列車自体が消滅していった。ここでの掲載は、ゴハチのあとを受けついて活躍していたEF65P型。12系客車も原型車が8両編成の成田臨。初詣を終え、帰路に就く上り列車を松崎の築堤を見下ろす位置から狙ってみた。この時期は、夕方の光でも一番ゴージャスな斜光線となり、陰影を落として通過する列車をみてため息が出るほどだった。
2001-01-15 9848ㇾ EF65501 12系8両編成
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