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品川から田町にかけての車窓は、我々鉄道ファンにとって目が離せない区間であり、ほんの数分間ではあるが楽しんだもの。田町電車区、品川客車区、そして東京機関区と広大な敷地の中に鉄道車両が所狭しと集結していたからだ。多くのブルートレイン達が並び、足回りに雪でも付いていようものなら、それだけで興奮し、関ケ原の地を思い旅情にふけることができた。東京機関区も見渡せ、ブルトレけん引機のほか、普段見られない機関車が停留していると、それだけで嬉しくなったもの。茶色の機関車が庫の中にいるか、外にいるかでその日の運用を予想したこともあった。
現在、京浜東北線の南行に乗ると、随分と今までより海側に線路が移されたことがわかる。途中新駅になる大きなターミナルも建設中で、いよいよ思い出多きこの界隈も完全に生まれ変わることになるのだろう。どこか寂しさを感じるアントンKなのであった。
掲載写真は、現在のように生まれ変わるなんて夢にも思わなかった、昭和の品川駅でのスナップから。東海道上り本線に104列車、急行「銀河」が定時入線。そこに京浜東北線南行が入ってきたシーン。この時は汚いゴハチでアントンKはがっかりしただろうが、40年もの年月からか、今こうして眺めてみると、そんな想いには不思議とならず懐かしさに代わっている。この頃が一番鉄道趣味を楽しんでいた時代だったのかもしれない。
1978-11-22 104ㇾ EF58171 急行「銀河」 東海道本線:品川
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