サイドからバックにかけてがゴーナナ(EF57)のベストショットなら、ゴハチ(EF58)は正面こそ最大の魅力か?当時は確かに、顔が命とばかり正面窓の大きさやヒサシ形状にウンチクを言い、人それぞれ拘りを唱えて、それはそれで楽しかった記憶が蘇る。大所帯のEF58だからこその魅力にも思えるが、EF18を含めた175両全て現役の時代から撮影を意識できたことが今にすれば幸せに感じる。振り返れば、一番懐かしく楽しかった思い出は、ゴハチの機番を追い、仲間と張り合って撮影したことよりも、仲間内で普段ゴハチを語り合った日常の方が何倍も思い出深いのだ。
ここでは、尾久に進入する宇都宮機関区のEF58 70の牽く普通列車。小窓ヒサシ付きのお顔立ち。まだHゴム改造はされていない。上越型とも違うこのスタイルも、アントンKは好きだった。まだEF57現役時代、何と次位にはそのゴーナナが繋がっていて撃沈している。事前情報があれば、ここでは撮らなかったはず。まあ当時はこんなこと、よく遭って悔しい思いは尽きなかった。
1975-08-16 48ㇾ EF58 70+EF57 9 東北本線:尾久
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