国鉄時代には、冬季臨、夏季臨の時期に増発される東北線に撮影に出かけることが多かった。それは、ちょうどEF57が引退し自然とEF58に目が向いていったタイミングだから、東北線それも直流区間での記録が多く残されている。しかし現在この区間で最もメジャーとされている東大宮-蓮田間、通称ヒガハスでの撮影は以外にも少ない。当時からへそ曲がりなアントンKは、残された駒をみると栗橋-古河間の方が好んでいた様子だ。この辺のところは、自分でもよく覚えていないが、当時はイメージが良かったのかもしれない。
写真は、冬の朝日を受けて上ってきた102列車、急行「八甲田」号。当時宇都宮区では嫌っていたカマの1台である119号機。今でこそあまり感じなくなったが、黒Hゴム・デフロスタ付きのお顔は、どこかしっくりこない。急行「津軽」が来てから、しばらくでこの急行「八甲田」が現れるスジは、とても懐かしく感じてしまう。東海道の名門急行「銀河」と同じくらい伝統のある急行列車として、「八甲田」は存在感のある列車だった。
1978-12-30 102ㇾ EF58109 急行「八甲田」 東北本線/栗橋-古河
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