先月庄内へ旅した際乗車した山形新幹線。普段、新幹線は趣味の対象外であり、もっぱら移動手段としてしか見ていなかったが、久々に乗ったE3型新幹線が気に入り、見直していた矢先に、このE3系の旧塗装車がラストランという話が舞い込んできた。そこで週末に色々絡めながら東北を廻ってきた。
山形新幹線「つばさ」と言えば、福島から奥羽線へ入り板谷峠を越える訳だが、先月乗った際、変わり果てた窓越しの風景に言葉を失ってしまった。もちろん連続して存在していたスイッチバック施設はなくなり、本線上に仮設のようなホームが出来たことぐらいは聞いていたが、今回実際現実を目のあたりにしてしまうとやはり衝撃は大きい。
峠に入る前に庭坂に寄り、かつて「あけぼの」を撮影した築堤にも行ってみた。うる覚えになった記憶をたどりながら、線路端に立ち新幹線を撮る。山すそに沿って下りてくる新幹線を見て、一気に記憶が甦る気がした。スケールの大きい景色は昔と変わらず、E3系新幹線がスイスイと行き来していたが、あの時まさかここに新幹線が走るとは夢にも思わなかったし、こうして現実を付きつけられると、何だか感慨にふけってしまう。
今回のメイン列車は、やはりかつてよく行った板谷のスノージェットに行ってみた。もともとスイッチバックだった板谷駅だが、話に聞いていたようなホームが何とスノージェットの中に・・調べればここに停車する列車は日に数本という有様だった。もうかつてのような賑わいは無くなっていた。
2016-10-29 9236M E3系シルバー塗装車 山形新幹線/板谷付近
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