機関車の撮影会と言えば、昨年久々に姿を現したEF5861の禁断の撮影会が思い出される。もっともこれは、夏休みのイベントとして大井工場が行った純粋なものではないが、アントンKも久しぶりにこの手のイベントに参加して、そのファンの多さ、年齢層の広さに驚いた。
アントンKも、長年鉄道写真は撮影してきたが、機関区内での撮影はほとんどしてこなかった。撮影してきた大部分が、走行写真と呼ばれる分野になり、動いている列車を写しとめるといったもの。これが基本だった。もちろん国鉄時代には、機関区内で許可をもらい至近距離での機関車の撮影を楽しんだこともあるが、撮影の醍醐味や緊張感は、走行写真の比ではなかった。しかし現在のような、秒単位でカメラを構えてせわしなく撮影する撮影ではなく、もっと納得するまでわがままが言えるような、良き時代だった気がしている。
今回は、米原機関区で行われた撮影会の中から1枚掲載。九州のブルートレイン撮影旅行の往き返りに山口線へ立ち寄り、最後帰京の前に米原の撮影会に顔を出した時のもの。すでにこの時、荷物列車からはEF58は消滅しており、それまで活躍をしていたゴハチが集められ、最後の晴れ姿を我々に披露したのだ。生粋の米原機36号機、そして御召仕様?の74号機の並びを載せておく。
1984-08-04 EF5836 EF5874 米原機関区にて
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