アントンKが関東で鉄道撮影を長年続けていて、あまり馴染みのない電気機関車にEF61がある。少数にとどまり、地味な直流電機というイメージがあったが、いつごろまで活躍していたのか定かではない。ここでいうEF61とは、瀬野八用にEF60から改造を受けた100番台や200番台ではなく、SG(蒸機暖房)を持っていた0番台のことだ。その当時はEF58の代わりにも成り得ただろうが、そんなことも叶わずフェードアウトしてしまったから、不運な機関車と呼べるかもしれない。
アントンKが知っている時代は、定期で荷物列車の運用を持っていた時代。しかし浜松以東には入線せず、なかなかお目にかかれない機関車だったのだ。確か当時の荷36レ~荷31ㇾだった記憶があるが果たして?きっとゴハチに混じって臨時仕業等をこなしていたことと思われるが、そんな列車には縁遠かった。御多分に漏れず晩年には、1灯の前照灯のシールドビーム2灯化が進み、撮影意欲が減退していったことも記録が少ない理由かもしれない。
掲載写真は、三河大塚の大築堤をいくEF61の荷物列車。これくらい遠目の写真だと、当時EF61なのか何なのかよく見えず、不満足だった記憶が蘇ってくる。今となってはまだ駆け出しの時代。こんな意識も仕方がないか・・
1979-05 荷31ㇾ EF615 東海道本線:三河大塚-三河三谷
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