列車番号が変わってしまった「北斗星」を狙いに渡道してきた。
春のダイヤ改正後、臨時になった「北斗星」。毎年のようにこの新緑美しい時期には渡道してきたが、ちょっと今年は気分がいつもと違っていた。もう、最後にしよう最後にしようと想いながらの渡道はいつものことだが、今回はもうあとがないという切迫感からか、残り撮影チャンスは何回ある?と逆に撮りこぼしのないよう、さらに綿密に撮影地と日照をチェックしてから向かうこととなった。
アントンKの周りには、幸いこの北海道のブルトレ撮影について徹底的に集中している友人が多々いる。幸いといったのは、彼等のストイツクなまでの探求心は、まず間違いないから・・だ。趣味の世界も、やはり独自性が重要で、どう拘るかということと、どこまでそれを追う気持ちがあるかが鍵のように思う。この友人たちを見ていて、とても自分には展開できないことが歯がゆく感じているが、少しでも自分が納得できる撮影を計画実行し、心に刻んでいきたいと思っている。
今回は、「いつかまたもう一回・・」と撮りこぼしていた小沼湖畔を行く「北斗星」。あまりにも朝日に輝いていた新緑が綺麗で、一瞬吸い込まれそうになったので、湖畔のことなんか気にせず、新緑を一杯入れて望遠でぶち抜いてみた。森の茂みからデーデーが現れた時、最高の朝日が北斗星を演出したため、酔いそうになりカメラを持つ手が震えた。
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2015(H27)-05-17 8007レ DD511100+1138 JR北海道/函館本線:大沼付近